伏黒恵の【呪術廻戦】名言・名シーン14選!才能ある天才呪術師の名台詞まとめ【アニメ・漫画】

 呪術廻戦にて登場する伏黒恵。2級呪術師として入学した、天才児です。また、主人公・虎杖裕二とともに東京都立呪術高等専攻1年次として、呪霊を祓う日々を送っています。  今回は、伏黒恵の名言をご紹介!アニメ2期まで描かれる「懐玉(かいぎょく)・玉折(ぎょくせつ)」編までの名セリフと心に残った理由を添えてまとめていきます。

「なんで来たと言いたいところだが 良くやった」

 学校に現れた呪霊と対面したのち、虎杖に助けられた時のセリフ。伏黒が少しばかりピンチな状況にあったことから、呪術師のプロとしての威厳を保とうとしながらも、虎杖に対し称賛の声を上げたシーンです。

「なんで来たと言いたいところだが 良くやった」(伏黒恵)

(呪術廻戦1巻 1話)

考察

 そのセリフの後、虎杖から「何でそんなに偉そうなの」と突っ込みが入って、ようやっと2人の関係性が深まったシーンです。ここからの2人の展望に期待が高まったことから印象深く覚えている方も少なくないのではないかと。

「でも死なせたくありません」

 最恐と謳われた”宿儺”の指を食べてしまった虎杖の処遇を決めかねていた五条。「そんな彼をどうするべきか?」と問われ、誠実に言ったセリフです。

「でも死なせたくありません」(伏黒恵)

(呪術廻戦1巻 2話)

考察

 これまで2人が積み上げてきた友情が崩されそうになる場面。そんなときに普段は能天気な五条が「かわいい生徒の頼みだ 任せなさい」と頼れる背中を見せたことで熱い展開となったのだろう。


「だが自分が助けた人間が将来人を殺したらどうする」

 任務の現場である少年院で虎杖と言い争った時のセリフ。少年院ですでに死んでしまっている受刑者を助けようとする虎杖に対し、言い放った言葉です。

「だが自分が助けた人間が将来人を殺したらどうする」(伏黒恵)

(呪術廻戦1巻 6話)

考察

 罪を犯した人の身柄を天秤にかけるか否かを言い争う二人。伏黒と虎杖自身の正義感が衝突しあった熱いシーンです。

「俺は不平等に人を助ける」

 虎杖の人格が宿儺へと入れ替わり、伏黒と戦い合うシーンでのセリフ。虎杖を元に戻そうと、自分自身を鼓舞するかのように吐いた言葉です。

「俺は不平等に人を助ける」(伏黒恵)

(呪術廻戦1巻 6話)

考察

 伏黒の過去には、真っ当な”善人”である姉が呪われた。彼女の姿と重なり、善人だけは守るといった信念が現れた場面です。


「お前を助けたことに対して倫理的な思考を持ち合わせていない、自分の我儘だ」

 宿儺との戦いで勝利した伏黒。その結果、宿儺こと虎杖の心臓がなくなり、意識が元に戻る。じきに命を落とすであろう虎杖と伏黒の別れのセリフだ。

「お前を助けたことに対して倫理的な思考を持ち合わせていない、自分の我儘だ」(伏黒恵)

(呪術廻戦2巻 9話・143話)

考察

 伏黒のこのセリフは、冷たい印象を残しつつも、悪魔で自分の我儘であると言い切りました。自分の正しさを貫いた誇りと、胸に残る少しの罪悪感。次に続く「お前のような善人が死ぬのは見たくなかった」のセリフで、やはり虎杖の命を助けたかったのだと知らされ、多くの読者を感動へと導いたことでしょう。

「俺は正義の味方(ヒーロー)じゃない 呪術師なんだ」

 「お前のような善人が死ぬのは見たくなかった」に続く伏黒のセリフ。

「俺は正義の味方(ヒーロー)じゃない 呪術師なんだ」(伏黒恵)

(呪術廻戦2巻 9話・143話)

考察

 ヒーローへの道は姉を救えなかった過去、そして虎杖を失った現状が閉ざしている模様。それに続く、虎杖の「長生きしろよ」は虎杖のような善人を多く救っていって欲しいというメッセージが込められていると感じる。


「その人に揺るがない人間性があれば それ以上何も求めません」

 虎杖を失ってから間もなく、姉妹校である京都校にむかった伏黒。京都校所属である東堂から、好みの女性のタイプを訊かれた時のセリフ。

「その人に揺るがない人間性があれば それ以上何も求めません」(伏黒恵)

(呪術廻戦3巻 17話)

考察

 クールな性格を活かしたベストなアンサーだと感じました。見た目でなく、人間性。自身の正義感を信じている伏黒ならではのセリフでカッコイイ。

「呪い合うしかないですよね」

 呪術高専の東京校vs京都校の戦いが繰り広げられる、姉妹校交流会でのセリフ。

「呪い合うしかないですよね」(伏黒恵)

(呪術廻戦6巻 44話)

考察

 年間の行事に赴いた伏黒たちは、虎杖が生きていたことを知る。しかし、京都校所属である加茂憲紀(かもののりとし)は宿儺を取り込んでいる虎杖を殺そうとする。そんな加茂に”自分の良心に従って人を助ける”ことを否定されるが、自分の正義を貫き通すために抗った名言です。


「やめだ」

 特級呪霊・花御(はなみ)との戦いで、自信を鼓舞するために吐いたセリフ。

「やめだ」(伏黒恵)

(呪術廻戦6巻 48話)

考察

 姉妹校交流会にて加茂との対戦中、花御による魔の手が迫る。激戦の中、重傷を負う伏黒は、過去に五条から言われた「死んで勝つと死んでも勝つは違うよ」と言われたセリフを思い出します。限界を超えようと自分を叱咤したときのセリフです。

「次死んだら殺す‼」

 花御との交戦で深手を負った伏黒を助けに来た虎杖と東堂。虎杖の成長した力がこれから発揮されるのかと期待を煽られた手前、虎杖を心配する伏黒が言ったセリフです。

「次死んだら殺す‼」(伏黒恵)

(呪術廻戦7巻 58話)

考察

 虎杖が助けに来たことを視認した伏黒。一度、虎杖が亡き者になった時のことを思い出したのか心配するようで、しかし伏黒らしいセリフ。


「だから 言うな」

 呪われた𣘺・八十八橋事件で、宿儺の指を食べた虎杖が関係していると知った伏黒たち。伏黒が野薔薇に言ったセリフです。

「だから 言うな」(伏黒恵)

(呪術廻戦8巻 63話)

考察

 宿儺の指に関する”共振”と呼ばれる現象。それは、虎杖が人を助けるために、宿儺の指を食べたことにより起こりました。他の宿儺の指に強大な力が宿るとともに、それを食べている呪霊も強くなるのです。そして、虎杖が食べてしまった影響で、誰かが強力な呪霊に命を奪われたことを知った伏黒ら。虎杖を思いやるための名言です。

 しかしながら、宿儺自身も”共振”を知っているため、伏黒らの気遣いが意味をなさず、虎杖の耳にわたってしまいます。「小僧‼お前がいるから‼人が死ぬんだよ‼」と忌みに満ちた事実を突きつける宿儺。そこで虎杖は、「それ 伏黒に言うなよ」と、伏黒と同じようなセリフを吐いたのです。

 虎杖と伏黒の互いを思いやるやり取りが、対面でなくても繋がっている様子に胸を打たれます。


「先に逝く せいぜい頑張れ」

 渋谷事変の対戦中、歴代呪術師の誰も調伏出来なかった魔虚羅(まこら)を呼び出し、天変地異を起こした時のセリフ。

「先に逝く せいぜい頑張れ」(伏黒恵)

(呪術廻戦14巻 117話)

考察

 対戦相手である、重面春太(しげもはるた)に後ろから刺され、重傷を負った伏黒。しかし、ピンチを覆し吐き捨てたようなこのセリフが入ったことにより、呪いと伏黒のダークなカッコよさが前面に出たシーンです。


「俺たちのせいだ」

 渋谷事変が終わり、虎杖と合流した伏黒。虎杖が、宿儺に身柄を取られていたため、多くの人の命を奪ってしまっていた。自分を責めるように「無かったことにするな」「俺のせいだ」と声を荒げる虎杖に言ったセリフです。

「俺たちのせいだ」(伏黒恵)

(呪術廻戦17巻 143話)

考察

 伏黒と虎杖との出会いがあったからこそ、この結果になってしまったのだと互いの傷を舐めあう、悲しく辛い二人のシーンです。もし、虎杖が宿儺の指を食べなければ、もっと伏黒に力があればと平和な未来を彷彿とさせます。多くの読者が胸を痛めたシーンでしょう。

呪術廻戦2期の伏黒

 呪術廻戦2期で登場する伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)は、伏黒恵の父。宿儺にも気に入られている恵は、作中のキーパーソンです。これからの活躍に目が離せません。