伏黒 甚爾(ふしぐろとうじ)の名言・名シーンまとめ! 「よかったな」など甚爾(とうじ)が残した名言3選を紹介!【呪術廻戦】

懐玉・玉折で驚異的な身体能力で五条と夏油を圧倒し、読者に絶大なインパクトを残した伏黒 甚爾。今回はそんな伏黒 甚爾(ふしぐろとうじ)の名言・名シーンを考察も合わせて紹介していきます!

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伏黒 甚爾(ふしぐろとうじ)

伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)は懐玉・玉折(原作8巻、9巻)や渋谷事変(原作11巻、12巻、13巻)で登場したキャラクターです。伏黒恵の実の父親で、なおかつ呪力の一切を持たない代わりに驚異的な身体能力(フィジカルギフテッド)を得る”天与呪縛”の持ち主です。


「禪院じゃねぇのか よかったな」(113話)

呪詛師オガミ婆の降霊術によって蘇った伏黒 甚爾が、陀艮戦後の伏黒 恵に向けて発した散り際のセリフ。

「禪院じゃねぇのか よかった」(伏黒 甚爾)

考察

甚爾は、常人離れした身体能力と五感を持つ代わりに呪力の一切を持たない特異体質です。

そのため、術式ファーストの禪院家ではぞんざいな扱いを受けることになります。そんな禪院家での生活の中で芽生えた”術師に対する嫉妬”もしくは”術師ではない人間であることに対するプライド”が甚爾にあることが考えられます。

そのため、優秀な術師である夏油を下した際にこのセリフを吐いたのだろうと思われます。

またそのあとに続く「あー恵って」に続くセリフで、息子である恵には「恵まれた環境で育って欲しい」といった父親としての思いを読み取ることも…。

「五条悟は俺が殺した」(72話)

巧みな策で五条を一度戦闘不能にした後、天内理子を殺害。その後に動揺している夏油傑に向けて発したセリフ。

「五条悟は俺が殺した」(伏黒 甚爾)

考察

天内理子が殺され動揺している夏油にさらに追い打ちをかけるかのような煽り文句。作中最強格の五条を、覚醒前とはいえ一度倒した甚爾のカッコよさに痺れる。

それはさておき、このセリフは”甚爾が夏油に仕掛けた心理戦”と捉える方が正しそうです。劇中で動揺した夏油が甚爾にボコられていたのを見るにこの心理戦は上手くいったのでしょう。

「自尊心(それ)は捨てたろ」(75話)

夏油を下し天内理子の殺害にも成功したが、反転術式を会得し覚醒した五条に返り討ちにあった際に発したセリフ。

「自尊心(それ)は捨てたろ」(伏黒 甚爾)

考察

甚爾はなぜ自尊心を捨てる生き方を選んだのでしょうか。

それは甚爾が最愛の妻と死別したことにあるのだと思います。

術式ファーストの家系である禪院家で生まれた甚爾は、呪力を一切持たない体質故に、呪霊の中に呪具なしで放たれるなど、残酷な扱いを受けてきました。

厳しい家庭環境で甚爾も徐々にグレていき、ついには禪院家を逃げ出し、女性のもとを点々とする捨て鉢な生き方を選ぶことになります。

そんな中で、甚爾は伏黒恵の母と出会います。甚爾にとって恵ママとの関係は心の拠り所となり、擦れた心も多少なりとも丸くなります。ですが、妻と死別したことによって甚爾は、もうすべてどうでも良い状態となってしまいました。

こうして「自尊心(それ)は捨てたろ」という発言につながっていくのだと思います。