【高橋留美子】歴代作品の順番/一覧と最終回/結末まとめ【うる星やつら】【めぞん一刻】【らんま1/2】【犬夜叉】
日本を代表する漫画家のひとりである高橋留美子先生。1978年のデビュー以来、『うる星やつら』、『犬夜叉』などのヒット作を生み出し続け、単行本の全世界累計発行部数は2億冊を突破しています。恐らく皆さんの心に残る作品が1つはあるのではないでしょうか。現在も週刊少年サンデーにて最新作『MAO』を連載するほか、10月14日からはアニメ『うる星やつら』の完全新作が放送されています。世代を問わず、支持される高橋留美子先生の作品。リアルタイムで追いかけていた方もいれば、あとから知って、コミックスを纏めて読んだ方もいるでしょう。
では、「『うる星やつら』の最終回ってどんな話だった?」「ラムとしのぶ、どっちとくっつく?」と聞かれて、思い出せるでしょうか。恐らく最後の“名シーン”が浮かぶ方は多いと思います。『めぞん一刻』や『らんま1/2』はどうでしょうか。高橋先生はキャリアが長く、連載作品だけでかなりの数があります。
ということで今回は、高橋留美子先生の連載作品を中心にその順番を一覧にして、それぞれの最終回(結末)をまとめてみました。
高橋留美子 歴代連載作品の順番と一覧
初の連載作品である『うる星やつら』から『めぞん一刻』に続き、1984年に人魚シリーズの1作目『人魚は笑わない』を発表します。『1ポンドの福音』、『らんま1/2』は同年にスタート。 その後も『犬夜叉』、『境界のRINNE』、『MAO』など、名作を数多く世に送り出していきます。
連載期間 | 作品 | 掲載誌 |
---|---|---|
1978年-1987年 | うる星やつら | 週刊少年サンデー |
1980年-1987年 | めぞん一刻 | ビッグコミックスピリッツ |
1984年-1994年(不定期) | 人魚シリーズ | 週刊少年サンデー増刊号、週刊少年サンデー |
1987年-2006年(不定期) | 1ポンドの福音 | 週刊ヤングサンデー |
1987年-1996年 | らんま1/2 | 週刊少年サンデー |
1996年-2008年 | 犬夜叉 | 週刊少年サンデー |
2009年-2018年 | 境界のRINNE | 週刊少年サンデー |
2019年- | MAO | 週刊少年サンデー |
うる星やつら
初期の高橋留美子先生を代表する作品にして、少年漫画界に新たなムーブメントを生んだ名作。
1978年に少年サンデーの“ときどき読める”シリーズとして連載が始まり、のちに爆発的な人気を呼びました。女たらしの高校生・諸星あたるを主人公に、彼に恋する宇宙人(インベーダー)・ラムをはじめとした個性的なキャラクターたちが織りなすドタバタな日々を描いたSFラブコメディです。序盤はギャグを中心にしつつ、話が進むにつれて、恋愛を主軸においた回やシリアスなエピソードも増えていきます。ある意味、なんでもありの世界で、ハチャメチャなキャラクターたちが見せる人間味は『うる星』が普遍的な魅力を放つ理由のひとつでしょう。
連載期間
1978年-1987年
掲載誌
発行部数
3500万部
『うる星やつら』の最終回/結末
『うる星やつら』はラスト11話から、最終章“ボーイミーツガール”編に突入します。コールドスリープから目覚めたラムの曽祖父が“闇の世界”で「いつか女の子が生まれたら、必ず嫁にやる」という約束をはるか昔にしていたことが発覚。それがきっかけとなり、ラムは闇の世界へ連れ去られます。救出に向かったあたる達ですが、相手側の作戦によって仲違いさせられてしまい……。更には、闇の世界のキノコが、巨大化して地球を覆いつくすという大惨事に。すべてに決着をつけるべく、ラムとあたるは第1話と同じ、鬼ごっこをすることになります。決着の条件はラムの角を掴むか、あたるが一言、「好き」と言うか。記憶喪失装置まで発動してしまい、タイムリミットが迫る中、あたるは倒れてしまいます。結局、最後まで彼はラムに「好き」とは言いませんでした。ただ、その秘めた思いは確かにラムに伝わり、2人は仲直りすることができたのです。
「一生かけていわせてみせるっちゃ」
「いまわの際にいってやる」
【キャラクター小話】
— 高橋留美子情報 (@rumicworld1010) 2021年9月12日
諸星あたる
諸星ってかっこいいですよね。ウルトラセブンのモロボシ・ダンとか諸星大二郎とか。星に関係ある名前っていいなと思って。あたるは色んなものに遭遇するということでつけました。 pic.twitter.com/bVbyOG3SvO
めぞん一刻
1980年よりビッグコミックスピリッツで連載を開始。累計発行部数が2500万部を突破しており、『うる星』と並ぶ初期の名作です。
ボロアパート“一刻館”に新しい管理人としてやってきた音無響子とそこに住む浪人生・五代裕作の恋愛模様が描かれます。もともとは人情喜劇を目指してスタートした『めぞん一刻』。途中でラブコメへと路線変更がなされ、やがてラブストーリーの金字塔と呼ばれる作品に成長していきます。登場人物たちの強烈な個性は変わらずですが、『うる星』と比べると荒唐無稽な要素は薄く、現実に即した世界観です。
連載期間
1980年-1987年
掲載誌
発行部数
2500万部
『めぞん一刻』の最終回/結末
響子とお互いの気持ちを通わせた裕作。保父試験にも合格し、やがて“しいの実保育園”への就職が決まります。その後、響子へのプロポーズを試みますが、中々タイミングを掴めず……。しかし、意を決した裕作は遂に思いを告げ、2人は結婚することになります。響子は前夫である惣一郎との思い出に悩みながらも一歩を踏み出し、管理人を続けながら、翌春には長女の春香を出産。退院し、一刻館に戻ってきた響子は自分の子供にこう告げます。
「ここはね…パパとママが初めて会った場所なの…」
キャラクター小話
— 高橋留美子情報 (@rumicworld1010) 2022年5月30日
音無響子
当時学生だったので、未亡人って謎めいてて面白そうだなと思い。担当者に縦軸で五代との絡みをやろうと言われまして、五代とくっつくのは最初は想定してなかった。当初はキツイ女性を出そうと思ったが、ネーム時「若さが多めに出ている」人となり、ヒロイン像が固まった。 pic.twitter.com/ILoN1uoA6Y
【小話 番外編】
— 高橋留美子情報 (@rumicworld1010) 2022年6月19日
一刻館
学生時代住んでいたアパートの隣に、ほぼ一刻館みたいな学生寮があった。窓に面や小手が干してあったり、窓ガラスが割れて本がはみ出してたりと、変な感じでそそられる建物でした。そこをモデルに時計台をくっつけ、名前を一刻館にした。
引っ越す前に取り壊されてました。 pic.twitter.com/JPHblZtjQO
人魚シリーズ
週刊少年サンデー増刊号に掲載された『人魚は笑わない』から始まった一連の作品群。
ギャグ、ラブコメに加えて、高橋留美子先生のもうひとつの顔、シリアスでホラーチックな作風が発揮されています。 登場するのは、日本古来の伝説に登場する醜悪な見た目をした化け物としての人魚。その肉を食べ、不老不死となった湧太と真魚の旅が描かれます。生と死を真正面から取り上げた物語、迫力ある筆致など、高橋留美子先生の到達点の1つとも言える必見のシリーズです。当時は大判の『るーみっくわーるど すぺしゃる』として出ていましたが、現在はコミックスサイズの『人魚の森』、『人魚の傷』、『夜叉の瞳』の3冊が発売されています。
掲載期間
掲載誌
発行部数
60万部
『人魚』シリーズの最終回/結末
『人魚』シリーズ最後のお話は、『夜叉の瞳』に収録されている『最後の顔』というエピソード。人魚の肉を食べたことで、永久にすれ違う運命となった家族が描かれます。湧太と真魚が出会った少年は怪我をしていましたが、家に伝わるという薬を飲むとすぐに傷が塞がっていきます。訝しんだ湧太と真魚は少年と彼の母を名乗る人物を探り始めます。実は少年の母の正体は、人魚の肉で生き長らえた少年の祖母でした。彼女は自分の息子から孫を奪い、母を装って育てていたのです。孫にも人魚の肉を喰らわせようとしますが、阻止され、最後には姿を消します。少年を救った湧太と真魚は旅を続けていく……というラスト。お話としては、まだまだ続いてもおかしくないので、いつか『人魚』シリーズの続編も見たいですね。
「おまえが大人になっちまったら、おれたち気がつかないかもしれねーから……」
「そんときゃそっちから声かけてくれよ」
【キャラクター小話】
— 高橋留美子情報 (@rumicworld1010) 2021年10月14日
真魚
キツい性格の女の子ですが、かなり好きです。食べ方が汚いのですが、「生きたい」という真魚の生命力が出てて、そこもいいなと。話が進むごとに「初めて」が増えていくのも良かった。男の影に隠れることはなく、敵が来たら前のめりになる。とても好きなキャラクターです。 pic.twitter.com/SDkzldlQag
【キャラクター小話】
— 高橋留美子情報 (@rumicworld1010) 2021年11月20日
湧太
すごく好きなキャラクターです。500年生きているけど、それに溺れるでもなく、なんとなく受け入れて人間らしく生きようとする正しい人。人魚シリーズの場合、ゲストキャラが大体みんな変なので、主人公はまともな人であれと思い、とてもバランスの取れた人になりました。 pic.twitter.com/aW79T4bIFC
1ポンドの福音
週刊ヤングサンデーの読み切りとして始まり、その後は不定期に集中連載されました。
なんと完結まで20年かかっています。減量できないボクサー・畑中耕作と修道女・シスターアンジェラを中心としたスポ根であり青春ラブコメでもある本作。それぞれのストーリーは1試合ごとに区切られており、耕作は様々な人物と触れあいながら成長していきます。どのエピソードも非常にドラマチックなのでオススメです。ボクサーとシスターという並びで既に独創性を感じます。
連載期間
1987年-2006年(不定期)
掲載誌
発行部数
230万部
『1ポンドの福音』の最終回/結末
本作の最後を飾るエピソードは全5話の『小羊の約束』です。耕作は東洋太平洋チャンピオンの紅流星から対戦相手として指名されます。流星はボクサーでありながら、ホストクラブに勤めており、シスターが誤って注文したドンペリの代金(40万円)を請求してきます。流星に掛け合い、勝てば借金をチャラにしてもらう約束をする耕作。試合ではピンチに陥りますが、シスターへの愛を叫び、辛くも勝利を掴みました。最終的にそれを目撃したシスターアンジェラは修道院を辞め、耕作とともに生きる道を選びます。
小羊に祝福あれ。
【キャラクター小話】
— 高橋留美子情報 (@rumicworld1010) 2021年10月7日
畑中耕作
ボクシングは小さい頃から見てましたし、『あしたのジョー』が大好きだったので。ダメ人間の方が描いてて楽しいので、耕作のような主人公に。
自分がダメだということにあまり真剣に向き合ってない。そういう人って、居たら迷惑だけどキャラクターとしては好きです。 pic.twitter.com/0VmVpOv7w8
【キャラクター小話】
— 高橋留美子情報 (@rumicworld1010) 2021年12月8日
シスターアンジェラ
ボクサーとシスターって絵面的に面白いなと。主人公がダメ人間なので、それを懺悔するシーンから始めたものの、教会側から「シスターは懺悔を聞く立場ではない」というご指摘を頂きました。その後教会より取材にご招待頂けたのは、ありがたい思い出です。 pic.twitter.com/b5w3PJbRdW
らんま1/2
週刊少年サンデーの看板となった『うる星やつら』の次作として始まったのが『らんま1/2』です。
世代を超えて根強いファンがいる本作の累計発行部数は5500万部を超えており、間違いなく高橋留美子先生の代表作と言えるでしょう。水をかぶると女になる主人公・早乙女乱馬を中心に天道あかねをはじめとした様々なキャラクターたちとの騒動が描かれます。乱馬が高校生格闘家であることから、アクションシーンが豊富で、これまでの連載作よりお色気も強めです。ギャグとシリアスを縦横無尽に行き来し、ボーダーレスな主人公の設定なども含めて、様々な要素が詰め込まれた全部盛りの作風が『らんま』の特徴ではないでしょうか。
連載期間
1987年-1996年
掲載誌
発行部数
5500万部
『らんま1/2』の最終回/結末
『らんま1/2』の最終章は2巻に渡って展開される長編です。呪泉郷の危機を救うべく中国に向かう乱馬たち。そこで水源の独占を企む鳳凰山の王子・サフラン及びその部下・キーマと対立します。その流れの中で、日本から拉致されるあかね。彼女は秘宝・金蛇環をつかんだことで水分を失い、人形サイズに縮んでしまいます。あかねを救う方法は、呪泉の水に身体をつけることだけ。彼女を救うべく、乱馬は不完全ながら変態したサフランとの最後の戦いに挑み、何とか勝利します。元に戻ったあかねは、やがて目を覚ましました。そして、最後はあかねと乱馬の結婚式です!とは言っても、目覚めた乱馬は自分のタキシード姿に驚き、あかねに面と向かって好きと言えません。結局、式自体もいつものドタバタによって、延期になりました。
そーゆーわけでここから先は―延長戦―
【小話 番外編】
— 高橋留美子情報 (@rumicworld1010) 2022年2月19日
呪泉郷
男が女になるのは決めていたが、そのタイミングが難しかった。水・お湯を被るだったらアホらしくて良いかなと。この流れを思いついた時「これは呪いだ」と直感。
中国ならなんでもアリかなと思い。秘境や泉も色々ありますし。
呪いは解けないので上書きするしかないです。 pic.twitter.com/7R659sxFxH
犬夜叉
累計発行部数が5000万部を突破した大人気作品。
恐らく世代にあたる人なら1度は通るでしょう。半妖・犬夜叉と現代からタイムスリップしてきた中学生・日暮かごめは仲間たちとともに四魂の玉のかけらを探す旅に出ます。戦国時代を舞台にした壮大な冒険活劇である本作は、高橋留美子先生のハードでシリアスな側面が強く出ていますが、ギャグシーンもあり、正に和風ファンタジーの極致と言うべき傑作です。完結から5年後に掲載された特別編は大きな反響を呼びました。余談ですが、連続したストーリーであるため、時間の流れも読み取りやすいです。
連載期間
1996年-2008年
掲載誌
発行部数
5000万部
『犬夜叉』の最終回/結末
仲間たちとともに、宿敵・奈落を打倒した犬夜叉一行。ですが、“四魂の玉”によって、かごめは現代に偽装した闇の空間に囚われてしまいます。その目的は戦いの因縁を続けるために、彼女を騙し、取り込むこと。しかし、犬夜叉と再会したかごめは、四魂の玉の永久的な消失を願いました。時は流れ3年後、戦国時代へと続く井戸が現代と再び繋がり、かごめは犬夜叉とともに生きていくことを誓います。
私と犬夜叉は、明日につながっていく。
余談ですが、2013年に掲載された特別編では最終回の半年後、アニメ『半妖の夜叉姫』では15年以上後の世界が描かれています。
【小話 番外編】
— 高橋留美子情報 (@rumicworld1010) 2022年2月6日
四魂の玉
神道の一霊四魂について読んで、それを玉にしてみようと思ったのがきっかけです。砕いたのは旅の目的を作るため。かごめの身体の中にあったのも、生まれ変わり感を出すための良いアイテムになりました。
物語は四魂の玉から始まったので、四魂の玉で終わる形にしました。 pic.twitter.com/iJzuwcsj1R
境界のRINNE
『犬夜叉』という長い旅を終えた高橋留美子先生が次なる作品として送り出したのが、『境界のRINNE』です。
前作から和のモチーフやバトルなど、いくつかの要素を引き継ぎつつ、気軽に楽しめるハートフルコメディとして描かれています。幽霊が見える女の子・真宮桜と死神のような仕事をしている少年・六道りんねが霊にまつわる悩みを解決していく本作。やはり、特徴はメインである桜とりんねのキャラクター性でしょうか。どちらも割と落ち着いた性格です。『犬夜叉』までの作品にはいなかったタイプなので、新鮮に感じます。
連載期間
2009年-2018年
掲載誌
発行部数
300万部
『境界のRINNE』の最終回/結末
終盤でカギとなるのが桜とりんねが日帰り旅行に行った際に手に入れた境界石で出来たおそろいのブレスレット。浄霊検定での騒動やりんねの父親・鯖人とのひと悶着によって、2人の気持ちはだんだんすれ違っていきます。度重なる勘違いと偶然。遂には桜の前に三途の川が発生し、“輪廻の輪”に連れていかれてしまいます。ただ、間一髪さくらは輪廻の輪に吸収されておらず、りんねと再会することができました。こうして、色々な事件は決着を迎え、2人の仲は進展。時折デートをする関係になったというところで物語は終わります。ただ、りんねの金欠は相変わらずのようで……
「金を貸してくれないか?」
「しょうがないなあ」
【キャラクター小話】修正
— 高橋留美子情報 (@rumicworld1010) 2021年9月30日
真宮桜
日々霊が見えているので、話を進めるためにも、受け流す系の冷静な子になりました。何を考えてるのか分からないとりんねは良く言ってましたが、描いてる私も「今この人、無だ」と掴み所がなかったです。桜が何を考えてるのか分からないなりに、楽しく描いてました。 pic.twitter.com/mTajbj1CTE
MAO
高橋留美子先生の最新作。現在、週刊少年サンデーにて連載中です。
犬夜叉にも通じる和風伝奇のような世界観は高橋留美子先生の真骨頂。ヒロインの黄葉菜花は大正時代へタイムスリップし、陰陽師の青年・摩緒と出会います。“猫鬼の呪い”による不老不死、平安時代に起きた御降家崩壊の謎など、シリアスな高橋留美子先生節が全開な本作の今後に目が離せません。ダイジェストムービーが公開されているため、気になる方はそちらもご覧ください。キャラクターの声もピッタリな方々が演じられています。
連載期間
2019年-
掲載誌
発行部数
120万部
読み切り・同人作品
そのほか、高橋留美子さんは様々な場所で読み切り・短編を発表しています。中には単行本未収録のため、現在では読むのが難しいものも。ここでは、同人作品も併せて一覧にしています。
高橋留美子劇場
ビッグコミックオリジナルに時折掲載される読み切りシリーズです。
『浪漫の商人』を皮切りに年1回の頻度で新作が発表され、6作ごとに単行本も出ています。物語のバラエティは非常に豊か。心温まる話や笑えるもの、『Pの悲劇』など、社会問題をテーマにしている作品もあります。高橋留美子先生の多才ぶりを最も実感できるシリーズなので、色々な“るーみっく”に触れたいという人は読んでみてください。
掲載期間
1987年-(不定期)
掲載誌
るーみっく・わーるど(短編集)
高橋留美子先生の短編をまとめ単行本です。各巻の収録タイトルは以下の通り。
高橋留美子傑作短編集 1
作品 | 掲載誌 |
---|---|
勝手なやつら | 週刊少年サンデー |
腹はらホール | 別冊BIG GORO |
黄金の貧乏神 | 週刊少年サンデー増刊号 |
ダストスパート!! | 週刊少年サンデー増刊号 |
商魂 | 平凡パンチ |
ふうふ | ビッグコミックオリジナル |
高橋留美子傑作短編集 2
作品 | 掲載誌 |
---|---|
炎トリッパー | 週刊少年サンデー増刊号 |
ザ・超女 | 週刊少年サンデー増刊号 |
怪猫・明 | 小池一夫劇画村塾 |
笑え!ヘルプマン | 週刊少年サンデー増刊号 |
戦国生徒会 | 週刊少年サンデー増刊号 |
闇をかけるまなざし | 週刊少年サンデー増刊号 |
笑う標的 | 週刊少年サンデー増刊号 |
忘れて眠れ | 週刊少年サンデー増刊号 |
われら顔面仲間 | 週刊少年サンデー創刊25周年記念増刊号 |
高橋留美子短編集 1orW
作品 | 掲載誌 |
---|---|
スリム観音 | プチコミック |
犬で悪いか!! | 週刊少年サンデー |
お婆さんといっしょ | ビッグコミックスピリッツ |
がんばり末世 | 週刊少年サンデー増刊号 |
グランド・ファザー | ビッグコミックスピリッツ |
宝塚への招待~INVITATION TO TAKARAZUKA~ | ビッグコミックスピリッツ |
1orW | 週刊少年サンデー |
ハッピー・トーク | ビッグコミックスピリッツ |
うちが女神じゃ!! | 週刊少年サンデー30周年記念増刊号 |
鏡が来た 高橋留美子短編集
作品 | 掲載誌 |
---|---|
鏡が来た | ビッグコミックスペリオール |
リベンジドール | ビッグコミック |
星は千の顔 | ビッグコミックスピリッツ |
可愛い花 | ビッグコミック |
with CAT | 週刊少年サンデー |
MY SWEET SUNDAY(あだち充×高橋留美子) | 週刊少年サンデー |
『鏡が来た』は厳密に言えば『るーみっく・わーるど』と表記されていませんが、流れを汲むものとして含めています。『うる星』の原型として知られる『勝手な奴ら』、『犬夜叉』などに共通点が見られる『炎トリッパ―』をはじめ、『ダストスパート!!』や『ザ・超女』、『笑う標的』などもオススメです。それ以外にも素敵な作品が多数あるので、是非チェックしてみてください。
その他の読み切り
作品 | 掲載・収録 |
---|---|
けもの24時間 | 小池一夫劇画村塾 2号 |
?の疾病 | 小池一夫劇画村塾 3号 |
増殖女房-フェアリーテール- | 少年少女SFマンガ競作大全集 PART7 |
暴食のフォルム | 少年少女SFマンガ競作大全集 PART8 |
スパークリングカレンダァー | - |
エルフィーリ/妖精人 | 少年少女SFマンガ競作大全集 PART13 |
けも・こびるの日記 | 少年サンデーグラフィック うる星やつら 1-11 |
YS創刊祝4コマ劇場 | ヤングサンデー |
わたしのスキャンダル | 月刊ASUKA |
勝手に伝染るんです。 | ビッグコミックスピリッツ |
MOON大ペット王 | 小学三年生 |
不良-ワル- | ビッグコミックスピリッツ |
今年は優勝だっ! | ビッグコミックスピリッツ |
仕事場と本と私 | るーみっくわーるど35 ALL STAR |
本が捨てられない | ダ・ヴィンチ |
いつかやられる | ビッグコミックオリジナル |
屏風の中 | しゃばけ漫画 仁吉の巻 |
悩めるお年ごろ | 週刊少年サンデーS |
トラ | ビッグコミックオリジナル |
今夜 彼女がやってくる | ビッグコミックスピリッツ |
アオイホノオ被害者の会~島本和彦への暴言~ | ゲッサン |
千年の無心 | 週刊少年サンデー |
なにもない部屋 | ビッグコミック |
同人作品
作品 | 掲載誌 | 備考 |
---|---|---|
虚塵の星 | ざ・だいありぃあ | 『巨人の星』のパロディ |
風塵 第2回 | フキダシ vol.6 | 連作の2回目を担当 |
そして半分いなくなった | びびっと vol.1 | パロディ、連作に続いてオリジナル作品を発表 |
バイバイロード | びびっと vol.2 | プロデビュー後の絵柄に近い |
背中の戦争 | サブマリン No.4 | 『そして半分いなくなった』の流れを受けた作品 |
エースをめざせ!第3回 | フキダシ vol.14 | 連作の3回目を担当 |
不良青年団 | びびっと vol.3 | 前作と本作の間にプロデビュー |
涅槃の方程式 | びびっと vol.4 | 同人としては最後の作品 |
最後に
今回改めて、高橋留美子先生の作品をまとめる中で感じたのは、キャラクターの“その後”を想像させたり、「まだ彼らを見ていたい」と思わせる最終回を描くのがとても上手いなということです。 やはり、いつの時代も色褪せない魅力を放つキャラクターたちこそ、高橋先生の最大の魅力だと思います。 この記事が彼ら彼女らに思いを馳せて、再び作品に触れるきっかけになれたのなら、これ以上の喜びはありません。