大人気アニメ『フェアリーテイル』のファイナルシリーズが完結してから約2年。ようやく続編である『フェアリーテイル 100年クエスト』がアニメ化決定された。
ということで、長編である『フェアリーテイル』がどんな話だったのかまとめました。
- はじめに
- あらすじ
- 時系列まとめ
はじめに
ファンタジー世界が描かれる本作は、『RAVE』や『EDENS ZERO』なども手掛けている真島ヒロが描く作品。『週刊少年マガジン』において2006年35号から2017年34号まで連載。略称は「FT」。2020年2月時点で累計発行部数は7200万部を記録している。『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』は、『FAIRY TAIL』より後の話が描かれている。
あらすじ
ここでは『フェアリーテイル』のあらすじについて、わかりやすくご紹介。
星霊魔法使い・"ルーシー・ハート・フィリア”は、フィオーレ王国でナンバーワンのギルド「妖精の尻尾」(FAIRY TAIL)に入ることを夢見ていた。しかし、憧れの存在だからこそ、こんな自分が加入できるのかと自信をなくしてしまう。ある日、事件に巻き込まれたルーシーは、星霊界から契約者のもとに星霊を呼び寄せる"星霊の鍵”を奪われ無力に。すると、大ピンチとなったルーシーの前にどこかで見たことがある人が助けに……⁉この出来事がきっかけとなり、後にグレイやエルザ、ウェンディなどと様々な出会いが待ち受ける。
時系列まとめ
エバルー屋敷編
ララバイ編
ガルナ島編
ファントムロード編
楽園の塔編
バトルオブフェアリーテイル編
エドラス編
S級魔導師昇格試験編
7年後序章
星空の鍵編
大魔闘演武編
劇場版『FAIRY TAIL 鳳凰の巫女』
タルタロス編
フェアリーテイルZERO
エバルー屋敷編
エバルー屋敷編では、ルーシーの所持している「星霊の鍵」の中で最も強力な鍵・王道12門をゲットするためクエストに挑むお話です。王道12門の鍵は、すべて13体いるのだが、それは「大摩闘演舞編」後に明かされる。
黄道十二門の鍵
上記は、"星霊の鍵”の中で最も強い王道12門のキャラクターたち。各キャラクターの性格はもちろん、話し方も個性があって魅力的です。本編では、この中の「処女宮の扉・バルゴ」に出会ったり、ルーシーが姫であったりと、いろいろな驚きの展開が仕込まれています。
ララバイ編
ここでは「ララバイの笛」という黒魔道士・ゼレフが生み出した禁忌魔法が出てくるお話です。ナツたちは、「ララバイの笛」をつかって世界征服をもくろむエリゴールらに立ち向かう。最終的に「ララバイの笛」は吹かれなかったが、悪魔の姿に変身⁉
禁忌魔法についておさらい
禁忌魔法以外にもロストマジックといわれる魔法も登場。これは、強力な魔法ゆえに体に影響が起きることがあるため失われたとされる魔法。ぜひとも、どんな人物がどのような魔法を使っているのか気にしながら観ていただきたい。 そして、巨大な姿に変貌した"ララバイの笛”。笛が吹かれ、世界中に死が訪れようとしたそのとき、傷穴から音が漏れ、いい音が奏でられずにナツたちに倒されます。倒し方がこれまで観たことがない、コミカルな演出になっている。
ガルナ島編
ガルナ島では、グレイの過去について知ることができる。悪魔の島とも呼ばれ、その島にいる住民は、体の一部が悪魔に変貌。強力な魔法をうつため月の光を集める儀式を行っているリオンたちと闘います。リオンは、グレイの師匠・ウルの弟子。つまり、氷の造形魔導師であるグレイの兄弟子でもあります。グレイは、"ブキ”や”モノ”を氷で造形できるのに対し、リオンは"生き物”を氷で造形し操る。2人の抱える不満と後悔の念が混ざり合い、気持ちの行き違いによる戦いが始まる。 グレイらの師匠であるウルは、"植物”を氷で造形し操る。グレイは、師匠が死んだのは自分のせいだと思っているのだが、そこから立ち上がる様と過去シーンのウルのセリフにも注目だ。
ファントムロード編
ファントムロード編では、魔道士ギルド「幽鬼の支配者」(ファントムロード)との戦いです。「妖精の尻尾」の創始者・メイビスに潰された闇ギルド「青い髑髏」(ブルースカル)のマスター・ジョフリーが作ったギルドで、当時はジョゼがマスター。このとき、鉄竜のドラゴンスレイヤー・ガジルも「幽鬼の支配者」に加入している。
闇ギルドについて紹介
闇ギルドの中で、最も力をもつ「バラム同盟」について紹介。
7.大鴉の尻尾(レイブンテイル)
バラム同盟は、黒魔道士・ゼレフをあがめる集団。禁忌魔法やロストマジックなどを使ってゼレフを呼び出そうとしている厄介者である。 「幽鬼の支配者」は禁忌魔法である、"煉獄砕波(アビスブレイク)”を使い、「妖精の尻尾」を潰しにかかる。ナツたちは、初代マスターたちが築いてきた大切な"家族”を守るため立ち向かう。 ここでは、ナツやガジルの魔法であるドラゴンスレイヤーについて知れたり、ガジルが「妖精の尻尾」に加入するまでの道のりがわかるお話です。
楽園の塔編
ここではジェラールが悪役で登場。"楽園の島”は、黒魔導士ゼレフを悪神と崇める黒魔術教団の過激派が計画した天まで届くほど巨大な塔。ジェラールとエルザは、幼少期にそこで奴隷としてとらわれていた。ジェラールは、そこでウルの娘であるウルティアの魔法により洗脳状態に。本当に楽園を作れると信じ切ったジェラールが、一度死んだものを蘇らせる禁忌魔法"Rシステム”を使おうとする。 裁判所的な組織である「評議院」はジェラールを止めるべく、強力な破壊力を持つ禁忌魔法"エーテリオン”で対抗しようとするが……⁉ また、闇ギルドの一つである髑髏会(どくろかい)の3人とも協力し、ジェラールを止めようとするエルザらの行く手を阻む。常軌を逸したジェラールとエルザの悲しい戦いが繰り広げられる。
バトルオブフェアリーテイル編
「妖精の尻尾」に所属しているマスターの孫・ラクサスが内戦を起こすお話。雷神衆という、ラクサスを慕う3人の仲間を率いて「妖精の尻尾」を支配しようとする。個々の戦いでは、ラクサスを含め雷神衆の4人が他のギルドメンバーと戦うシーンが描かれていて、人数が少なくても互角に戦える雷神衆の強さが分かる。ラクサスは、体にラクリマを入れている、雷竜のドラゴンスレイヤー。ドラゴンの力が封じ込められているラクリマを入れていると、ドラゴンフォース状態になることがあり、より少しドラゴンに近い力が発揮できる。"第2世代ドラゴンスレイヤー”とも呼ばれるその力は、第一世代のナツとガジルの2人を相手にできるほど。暴走するラクサスらをナツたちはギルドのために闘う。
ニルヴァーナ編
400年前に古代人のニルビット族が開発・封印したとされる超反転魔法が「ニルヴァーナ」。光と闇を入れ替えることができる魔法で、心に光や闇を抱えている者の人格を正反対にするという禁忌魔法。それを利用しようと考えたのが闇ギルドの一つ「六魔将軍」(オラシオンセイス)。二重人格を持つブレインをはじめとする6人のキャラクターが登場する。 ブレイクを除いた5人はエルザら同じ「楽園の塔」の被害者。コブラというキャラクターは、"第二世代のドラゴンスレイヤー”。強力な毒属性の攻撃で、禁忌魔法を止めようとするナツたちの前に立ちはだかる。また、エンジェルというキャラクターは、"大魔闘演舞編”で登場するユキノの姉。「楽園の塔」に連れ去られる前に妹だけを逃がした優しい人物である。優しい人物が利用され、痛く悲しい物語が綴られる。
エドラス編
ハッピーやシャルルなどが属する種族"エクシード”が生きている世界の物語。ナツたちが生きている世界"アースランド”とはまた別の世界"エドラス”が魔力枯渇で存続のピンチに。その異変に気づいた「妖精の尻尾」のメンバー・ミストガンが、ナツたちを"エドラスに送り込む。"エドラス”では、"アースランド”で出てくるキャラクターと見た目が同じキャラクターが登場。見た目は同じだが、性格は真反対など魅力的なキャラクターが大勢登場する。ミストガンは、ジェラールと瓜二つ。もともとアースランドの王子だったミストガンは、エクシード関連の事件で国を出なくてはいけないことになってしまう。再び、エドラスを守るため、ミストガンと巻き込まれたナツたちの戦いが始まる。
S級魔導師昇格試験編
「妖精の尻尾」の中で最強の魔道士・ギルダーツやエルザ、ミラジェーンはS級魔導士。初代マスターの眠る"墓”があるとされる天狼島でS級昇格試験が行われる話だ。S級に合格するため、ナツはハッピーと、ルーシーはギルダーツの娘であるカナと、グレイは星霊のレオと二人組で挑戦することに。そして、ウェンディと組むことになった謎の参加者、メストの正体とは……
先に目的地にたどり着かないといけなかったり、道中、現S級魔導士のエルザらと対戦しないといけなかったりするのだが、最終的に初代マスター・メイビスの眠る"墓”を探すことに。先に見つけた者がS級へと昇格できるため、目的地に着いたナツたちは、島を探索する。
しかしそのとき、闇ギルドの「悪魔の心臓」がメイビスの墓にて得ることができる力・フェアリーグリッターを奪いに来る。
妖精三大魔法
『妖精三大魔法』とは、初代マスター・メイビスが作った強大な魔法で、「妖精の尻尾」のマスターが代々受け継いできた魔法である。
- フェアリーロウ
*フェアリーグリッター
*フェアリースフィア
S級魔導士昇格試験編では、カナが"フェアリーグリッター”の力を受け継ぎ、「悪魔の心臓」のマスターであるハデスを倒そうとするが力不足で返り討ちに。また、驚くことにハデスはフェアリーテイルの2代目マスター。あることがきっかけで魔法の研究に没頭し、いつしか黒魔道士・ゼレフの魔法に興味を持ち始める。その強力な魔法で「妖精の尻尾」を潰しにかかる。
さらに、ハデスが率いている”煉獄の七眷属”も強敵なのである。ロスト魔法という失われたはずの強力な魔法を使うウルティア、神殺しの力を引き出せるゴットスレイヤー・ザンクロウなど7人の強敵がナツたちの前に立ち塞がる。そのうちの一人であるメルディは、ウルティアが助けた少女。ウルティアをしたい、ウルティアを捨てたウルを憎んでいる。そしてウルの弟子であるグレイも同様に嫌っている。ここでジュビアとメルディが対戦。愛するグレイとその師匠を信じる強さと、メルディのウルティアを思う気持ちがぶつかり合う。
最終的に「悪魔の心臓」を倒したナツたち。しかし、ここで最悪の事態に。黒い翼と黒く覆われた鱗で包まれた巨大生物が空を舞う。魔竜・アクノロギア、災厄をもたらす最強の竜がナツたちに襲いかかる。そして、最後の一撃と言わんばかりに”天狼島”ごとブレスで吹き飛ばすのであった……
7年後序章
”天狼島”喪失から約7年。「妖精の尻尾」は変わってしまった。フィオーレ大国一位の座をあっさり奪われ規模の小さいギルドに変貌。借金もしていてギルドの解散が表に出始めたところでナツたちが7年前と変わらぬ姿で帰って来る⁉ なんと初代マスター・メイビスが幽霊の姿で登場し、『妖精三大魔法』の一つであるフェアリースフィアを発動。アクノロギアのブレスから間一髪で回避できたのである。しかし、フェアリースフィアが強力な魔法であるため、解除するのに7年もの月日が必要だったのだとか。小さなギルドに戸惑いつつも、フィオーレ大国一位の座を取り戻すため、大魔闘演舞に出場することを決心する。
大魔闘演舞開催前までに力を溜めるためナツたちは修行を行うのだが、その前に、ミッシェルというルーシーを本当の姉として慕っている人物がギルドに突如現れる。父に預けられたと言われる"星空の鍵”を渡される。ルーシーは父の家に訪ねるべく実家に帰る。何度か家に連れ去られそうになり親子げんかしていたルーシーと父親。
星空の鍵編
ここでは、序盤に登場したエリゴールがグリムリーパーと名乗り「新生六魔将軍」の一員として再登場。アニメオリジナルストーリーで描かれており、"感動”と"面白さ”の要素がとても詰まっている。また、味方だと思っていたミッシェルが実は敵だという"驚き”の要素もある。本当の正体はルーシーが幼い頃大切にしていた人形で、父親がいなくなったことにより家に取り残されてしまう。そういった寂しさが負の感情になり、闇落ちまで指定待ったのである。"イミテイシア”と改名しルーシーとずっと一緒にいるため「新生六魔将軍」に協力。しかし、その後不要となったイミテイシアは「新生六魔将軍」に捨てられる。人形として同じ運命をたどってしまったミッシェルと大切な者を忘れていたルーシーの慈愛のストーリーが描かれている。
その一方で、『星空の鍵』と各地に散らばっている部品を集め巨大な魚型の兵器を作り上げる。そして、生け贄を捧げると世界に悪夢が訪れる。それを塞ぐためナツたちは立ち向かうが、コブラは右目を、エンジェルは寿命を、レーサーは心を、グリムリーパーは記憶を、ミッドナイトは父のブレインと再会する未来を、犠牲にしさらに凶暴に⁉
大魔闘演武編
大魔闘演舞編では、「妖精の尻尾」がフィオーレ最弱から一位に上り詰めるため、フィオーレ中のギルドが集結し競い合う大会『大魔闘演舞』に出場する内容が描かれている。最初の予選では上位の7組まで絞り、その後予選で勝ち上がった7組同士で日を分けて競い合うというものであった。ナツたちはギリギリ7位で予選はクリアし、7組で競い合うための会場へ向かう。そこでは、歓声が上がることはなく、むなしい嘲笑と批判の言葉だけが飛び交っていた。そんな中、ナツたちは、ギルドの絆でのし上がっていくと思いきや、大鴉の尻尾(レイブンテイル)というギルドに足を引っ張られ最下位のまま。得点を多く集める形式の競技では、一方的にダメージを与えられ失点になったり、対戦形式では外部から支援したり、逆に周りの観客からはわからないように人質を取ったり…… 汚い手を使う「大鴉の尻尾」を正々堂々倒したのはラクサス。「大鴉の尻尾」のマスターはラクサスの実の父だが、それにも動じず、今まで汚い手でやられてきた仲間の分を怒りに変えて倒していく様はとても勇敢で男らしいと同時に、スカっとする場面でもある。
双竜戦
本編の見所は他にもある。やはり、「剣咬の虎」の最強2人であるスティングとローグ対、「妖精の尻尾」のナツとガジルの2対2の戦いだろう。スティングは白竜の、ローグは影竜のドラゴンスレイヤー。しかも、ドラゴンを殺して得た力”ホワイトドライブ”と”シャドウドライブ”で戦闘を有利に運ぶ。また、”ドラゴンフォース”を自由自在に発揮して接戦に。スティングとローグが有利に見えたそのとき、ナツ一人で敵二人を相手にすることに⁉ しかし、再び対戦が始まってみれば形勢逆転。絶対ギルドをフィオーレNo.1にするという強い気持ちがとても現れたシーンである。
ラストバトル
そして、名場面と言えば最終戦。それぞれのチームから5人ずつ選出し、同じエリア内でい一気に闘い合う。勝つかどうか怪しい局面ながらも想いの力で立ち上がり、最後のひとりを倒せばフィオーレNo.1というところで、無傷のスティングが登場。ミネルバの作戦通り、体力の削り合いでボロボロの「妖精の尻尾」を一気に倒そうとする。しかし、「妖精の尻尾」は諦めない。絶対に倒れるまで闘うといった覚悟がスティングの心を大きく揺らした。その結果、スティングが降参し、フェアリーテイルがフィオーレNo.1に‼
餓狼騎士団
大魔闘演舞が行われている裏では、エクリプス計画が進んでいた。エクリプス計画では、星霊の力で時空をゆがませ、数千年前と扉を通じて結ぶことができる。また、星霊の王道十二門の力で巨大な魔法攻撃ができるとされている。それで、大魔闘演舞の最終日に王都を襲ってくるドラゴンの大衆を退治しようという計画だ。しかし、計画を行う前に星霊使いが王都の地下に捕まってしまった。
決勝戦当日、観客も警備も会場に注目が集まる中、ナツとウェンディ、ミラジェーンの3人が捕まったルーシーを助けにいくことに。意外にあっさり救出できたと思えば、より深い地下に落とされてしまう。そこで待ち受けていたのは、餓狼騎士団。脱出しようとする監獄人を殺処分するために結成された団体で1対1で苦戦するほど。しかし、ギルドのため、実力で負けていようが関係なしに立ち上がり、ルーシーを救出する。
エクリプス編
竜の大群に備えてエクリプス計画を執行するヒスイ・E・フィオーレ次期王女。しかし、扉が開くと中からドラゴンが出現⁉ 騙されたのだと気づいたルーシーは、星霊魔法使いであるユキノと協力し扉を閉める。現実の世界に出現してしまった6体のドラゴン。それを倒すため、ドラゴンスレイヤーである、ナツやガジル、スティング、ローグ、ラクサス、監獄人であるコブラの6人で抑える。しかし、桁違いの力を見せつけるドラゴンたち。仲間が次々にやられていき、ジュビアをかばいグレイも生命の危機に。陰で、災厄の事態に備えていたジェラールやメイディ、ウルティアの3人が必死で打開策を考える中、ウルティアがある行動に出る。
使ったのは禁忌の魔法。自分の命と引き換えに数時間前までに時間を戻す。体の細胞が崩壊していく痛みに耐えながらも術を唱え続ける。必死に魔法を唱え終え、ふらついた状態で時間を確かめる。
1分―― 命ひとつ限りで1分しか時間を戻せなかったのである。しかし、その命で多くの人の未来が変わった。全員が謎に少し先の未来が見え、瀕死を回避することに成功。特にグレイは、先の未来がわかったことにより命が助かった。幼い頃にグレイの命を救ったウルが、その後の未来ではウルの娘が命を救う。初めてウルたちの親子らしさが表現された場面である。
劇場版『FAIRY TAIL 鳳凰の巫女』
フェアリーテイルは、劇場版が2つ公開されている。その中の一つである。本編では、エクレアという少女が記憶喪失でギルドに立ち寄る。お腹を好かせている彼女と鳥のモモンに話を聞くも口をきいてくれないエクレア。その横で柔軟に対応するモモンのことは信頼しているらしく、陰で親しく話している姿も…… その後、謎の組織に狙われるエクレア。ギルド内で協力しながらエクレアの記憶を得る手がかかりを見つけていく。 最終局面では、エクレアは襲ってきた組織を守ろうとモモンが殺される。そして、エクレアを守ろうとするも、手遅れになってしまう。しかし、そのとき彼女が記憶を取り戻し、自分自身が不死の力を持つ、鳳凰の巫女だと思い出す。 不死の力を失う代わりに平和を取り戻したエクレアは、最後の最後でモモンとふたりで飛び立つのであった……
冥府の門(タルタロス)編
闇ギルドが「妖精の尻尾」のおかげで少なくなっていく中、「バラム同盟」の同盟にひびが入る。この時点で被害のない「冥府の門」が「バラム同盟」の頂点に立つ。「冥府の門」は、ENDをはじめとしたゼレフ書の悪魔の集団。マスター・ENDはまだ覚醒しておらず本の状態のまま。代わりマルド・ギールがマスターの大輪として担っている。ENDが行動できないため、大魔闘演舞後に姿をくらませているミネルバを利用し、ゼレフ書の悪魔11体と悪魔によって強化された人間1体で「妖精の尻尾」に牙をむく。
冥府の門(タルタロス)の九鬼門
『冥府の門』には、『九鬼門』という九大幹部が存在。これに加え、マルド・ギールとミネルバ、評議院の元議長が協力し、世界の魔法を消滅させようとする。ミネルバの父であるジエンマも『冥府の門』の一員。実は力ほしさに加わり人間を辞めていたのだ。
また、評議院の中でも数名しか知らない"Face”(フェイス)という魔法兵器は、周りの魔法元となるエーテルナノを消滅させ、代わりに大爆発する大厄災級の兵器。"呪法”という呪いの力を使う"ゼレフ書の悪魔”らはエーテルナノがなくなったところで弱くならないのである。"ゼレフ書の悪魔”が世界を征服する危機に訪れていく中、3代目マスターのマカロフは"妖精三大魔法”より強力の秘法"妖精の心臓”(フェアリーハート)を使おうと試みるが……⁉
そのような中、家族の絆で"ゼレフ書の悪魔”にもなんとか勝っていくナツたち。ガジルやグレイは新しい技を身につけるなど戦いの中成長していく。しかし、中では悲しい出来事も起きていた。グレイは、実の父の体を乗っ取った"ゼレフ書の悪魔”デリオラ(自称:シルバー)と対決。デリオラは、グレイ家族だけでなく師匠の命までも奪った悪魔であり、グレイにとっては宿敵。この一戦でグレイは自分の身を犠牲として対象を絶対氷結させる技を使おうとする。しかし、相手のシルバーはそれを慌てて否定。隙を突いたグレイの一撃がシルバーに当たり、戦闘不能に。
ここで、グレイはシルバーこそが本当の父親だと知る。もともと死んでいる体を動かせているのはキースの呪法による者。実の息子が成長した姿を見れてうれしそうにしている反面、縛りがなければもっと親らしいことができたのにという後悔が混じった感動のシーンが本編の特徴のひとつ。最後に託されたのは、デビルスレイヤーの力。父親の最後の言葉通り、この力でENDを倒すことをここで決心する。
劇場版『FAIRY TAIL DRAGON CRY』
フィオーレ大国の王宮地下にある神殿には、"竜の杖”(ドラゴンクライ)が眠る。人間たちに葬られたドラゴンたちの怒りが宿る"竜の杖”には世界を滅ぼすほどの力が秘められている。突如、王国の反逆者・ザッシュによって奪われ、ステラ王国の国王・アニムスの手に渡る。アニムス王の側近であるソーニャは国の平安のため"竜の杖”を拒むのだが、なんとアニムスはソーニャにしか見えない存在だと発覚。実は、ソーニャの中にはもう一つのドラゴンの意識が宿っている。制御できずに、アニムスの思うがままことが進み、事態が悪化。最終局面では、アニムスが"竜の杖”の力でドラゴンに変身。ナツたちが食い止めるが、あまりに力の差が大きく大ピンチに。その時、ナツの身に変化が……⁉ 半分ドラゴンの姿に変身したかと思えば、アニムスが「END」と発言。ナツの体に何が生じたのか。ENDトは一体……
フェアリーテイルZERO
「妖精の尻尾」の初代マスターであるメイビスが主人公となった物語。天狼島に生まれたメイビスがどのように生きて暮らしてきたのかが描かれている。そして、ある事件がきっかけとなり、ゼーラとふたりきりに。孤島にふたりだけの生活が続く中、ある三人の集団が島に入り込む……⁉ 魔道士ギルド「妖精の尻尾」がどんな思いで作られたのか、どんな由来があるのか、謎が明かされる。
最終決戦(ラグナロク)編
最終幕の最終決戦(ラグナロク)では、大波乱な展開が繰り広げられる。黒魔道士・"ぜレフ”やゼレフが率いるアルバレス帝国特殊部隊・先鋭部隊スプリガン12(トゥエルブ)との対戦、最恐の竜・"アクノロギア”の正体など、魔道士ギルド「FAIRY TAIL」の存続をかけた戦い。強大な力の差を目にしながらも、ギルドの絆で立ち向かうカッコ良さと、各キャラクターたちのこれまで培ってきた"大切な仲間”への想いが集結します。また、他のギルドメンバーも集結し、協力しながら熱い戦いを繰り広げる。
スプリガン12(トゥエルブ)
ディマリア・イエスタ
アジィール・ラムル
ゴッド・セレナ
ワール・イーヒト
ブラッドマン
ナインハルト
ジェイコブ・レッシオ
ラーケイド・ドラグニル
アイリーン・ベルセリオン
四天王
以下は、イシュガル聖十大魔道の上位4人です。
1位. ゴッドセレナ
2位. ハイベリオン
3位. ウルフヘイム
4位. ウォーロッド
ギルドまとめ
- 「妖精の尻尾」(フェアリーテイル)
*「青い天馬」(ブルーペガサス)
*「四つ首の番犬」(クワトロケルベロス) 大摩闘演舞時:「四つ首の子犬」(クワトロパピー)
「蛇姫の鱗」(ラミアスケイル)
「剣咬の虎」(セイバートゥース)
「人魚の踵」(マーメイドヒール)
100年クエスト編
ついに主人公・ナツといつメンであるルーシー、グレイ、エルザ、ウェンディらとともに誰も達成したことがないと言われている"100年クエスト”に挑戦する。クエストは、S級難易度より上のSS級クエストが存在したり、それよりも難易度の高い"10年クエスト”、最難関に位置づけされている"100年クエスト”というように分けられている。つまり、”100年クエスト”は世界中のクエストの中で達成が難しく、死亡率の高いクエストだということ。『フェアリーテイル』の最終章・ラグナロクでは、世界を滅ぼしかねない相手と闘うのだが、今回はそれ以上。"五神竜"を倒すため他の大陸に行ったり、他の世界に飛ばされたりも⁉ナツたちと世界の存続をかけた戦いが今繰り広げられる。エレンティア、エドラス
五神竜
ここでは、『フェアリーテイル 100年クエスト』に登場する”五神竜”について紹介。元々、土神竜を含まな 曜日ごとに属性を分けられていて後に”七神龍”となる期待をしつつ、それぞれの魅力について語ります。
- 月神竜・セレーネ
空間を移動できる能力を持つ。別世界にもわたり、世界を歪ませることを目的としていたが、本当は人間とは争いたくないと思っている。意思疎通できる生き物として平和を貫き通そうとする。自分の子を殺したスザクに対しても、心を許している。
- 炎神竜・イグニア
- 水神竜・メルクフォビア
街を海で沈めることが出来るほどの水使いの竜。暴走状態をナツたちから救ってもらい、その強大な力は失われた。
- 木神竜・アルドロン
人間の生命力を吸うので、人事態食料としか思っていない。自身の体上に街が出来ている。
- 金神竜・ビエルネス
存在するが、現実には存在しないとされている。触れることが出来ず、倒し方も不明。
- 土神竜・ドグラマグ
壊せない岩を操る。法竜・エレフセリアによって倒される直前にダンジョンを設立し生き延びた。 炎神竜・イグニアと協力している。
大活躍するキャラクター
- ナツ・ドラグニル
火のドラゴンスレイヤー。幼少期、炎竜王・イグニールに育てられた。冥府の門(タルタロス)編では、イグニールと思ってもみなかった再会を果たします。別れのシーンでは、アクノロギアによって倒されたイグニールを見て絶望するナツ。そんなナツを見てイグニールが「そうだ未来を語れ。それが生きる力だ」と元気づけているのは、本当に親としてナツの事を大切に育ててきたのだと感じさせられました。
- ルーシー・ハートフィリア
星霊の鍵を使って契約した星霊とともに戦う、星霊魔導師。アニメオリジナルのストーリーが描かれている・7年後序章では、星霊魔導師について描かれています。黄道十二門の鍵は、12個しか存在しないはずが、もう一つ存在することが明らかになります。そして、自由を求める黄道十二門の星霊が暴走する事態に!星霊界が壊れていく中でナツたちの住む"アースランド”にも影響が出てきます。原因である黄道十二門の星霊を元に戻すため星霊界へ。
- ハッピー
ナツの相棒。猫だが、翼(エーラ)という魔法で空を飛ぶことができる立派な魔導士。 異世界・エドラスの一件で、ただの猫でなく、エクシードという種族であることが判明した。 同じ猫のシャルルと、お魚が大好き。
- シャルル
ハッピーと同じく人間の言葉が話せ、翼(エーラ)の魔法を使用する猫で「エクシード」という種族。 ウェンディといつも一緒にいて、世話係を自認している。ウェンディと共にフェアリーテイルに加入。 予知能力を発揮することがある。ダージリンティーが好き。
- グレイ・フルバスター
氷を様々な形に変えて武器にして戦う造形魔導士。服を脱ぎたがる妙なクセを持つが、実力はギルド内でもトップクラス。 ナツとは犬猿の仲で、良きライバルでもある。 先のタルタロス戦で父との別れを経験。滅悪魔法を父から受け継ぎ、タルタロスのマスターでゼレフ書最凶の悪魔と言われる「END」の破壊を考える。
- エルザ・スカーレット
鎧を纏ったフェアリーテイル“最強の女”魔導士でS級魔導士。「妖精女王(ティターニア)」の異名を持つ。 騎士(ザ・ナイト)という魔法を駆使し、別空間にストックしている武器や鎧を瞬時に「換装」して戦う。 髪の色に由来して、フェアリーテイル加入前の幼少期、「楽園の塔」で一緒だったジェラールに「スカーレット」と名付けてもらう。
- ウェンディ・マーベル
「空気」を魔力の源とする、天空の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)。相棒はシャルル。 かつては「化猫の宿(ケットシェルター)」の魔導士だったが、ニルヴァーナの一件後フェアリーテイルに加入。 攻撃力や防御力を上げる付加術(エンチャント)や、治癒術を得意とする。 大魔闘演武で対戦した「蛇姫の鱗(ラミアスケイル)」のシェリアと仲が良い。
- ガジル・レッドフォックス
「鉄竜のガジル」の異名を持つ。ナツ・ドラグニルと同じで年齢不明の「鉄の滅竜魔導士」。親のドラゴンの名は「メタリカーナ」。 外伝漫画『ロードナイト』では主人公を務める。 好きなものは鉄・ガラクタ。趣味は音楽で、下手の横好きだが弾き語りが大好き。妖精の尻尾解散後は何度か一人旅をしていたようで、温泉通になっていた。 ザンバラの黒髪は背に伸びるほど長く、顔にはいくつかピアスが付けられている、口が悪く無愛想な性格で、極めて粗暴だったが、現在はギルドで時間を共にしていくうちに仲間の大切さを知り、少なからずではあるが穏やかな性格になった。「ギヒッ」という特徴的な笑い方をするため相棒であるパンサー・リリーにもうつってしまっている。
- ラクサス・ドレアー
雷魔法を使いこなすS級魔導士。戦闘力は極めて高く、ナツでもガジルと協力してようやく相打ちに等しい白星を得たほどで、第3部では聖十大魔導候補に擁立されていた(本人は嫌がっていたのと、ラクサスの素行の悪さもあって評議員側も保留にしていた。)。 マカロフの実孫で、闇ギルド「大鴉の尻尾」のマスター・イワンを父に持つ。 常にヘッドフォンを付け、サウンドポッドという魔導式音楽プレイヤーが繋がっている。好きな音楽のジャンルはロックとクラシックを融合させたもの。 初期は葉巻を吹かしていたが、妖精の尻尾除名後は禁煙している。復帰後は葉巻もヘッドフォンもしなくなっている。
- トウカ
トウカは続編の100年クエスト編で登場した女魔導士。ナツに惚れているようで、「ナツのいるギルドに入りたい」ということで妖精の尻尾のメンバーに加入しましたが、その真意はまだ不明。加えて付加術士(エンチャンター)のウェンディに会いに来ていたことが明らかになった。後述するもう一人の人格を追い出すために分離付加術をつかってもらいにウェンディに会いに来ていた。