はめふらはなぜ男性にも人気が出たのか?考察

2期制作が決定し、今勢いのある作品、「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」。アニメ放送終了後もコラボカフェを開催したり、スペシャルイベントを開催予定(新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期決定)だったりとさらに人気を上げてきている。

悪役令嬢ものの作品は一般的に女性向けの作品が多く、はめふら原作も女性向け作品を発売することの多い一迅社文庫アイリスから発売されている。

はめふらの原作も女性に多く人気を獲得していたが、アニメ化され、放映されると思った以上に男性に人気が出た。何故ここまで男性にも人気が出たのかを考察していきたいと思う。

8歳のころに転倒して頭部をぶつけ、自分自身が生前にプレイしていたゲームのキャラに転生していたことに気づいた「カタリナ・クラエス」。自身が悪役令嬢だったことに気が付き、破滅エンドを回避するために日々奮闘していく。悪役令嬢ものの作品であると同時に貴族や魔法などが登場するファンタジーな要素もある。異世界転生系の作品でもあることが男性ファンを増やしたのかもしれない。

また、主人公のカタリナが本当に良い人すぎるのだ。偏見にとらわれず、だれに対しても分け隔てなく接し、嫌がらせをされていた人々を助けたりなどして周りの人々を魅了していく。このカタリナの聖人さには男女関係なく惹かれてしまうだろう。他の登場人物も皆良い人で最終的には全員友達になってハッピーエンドという形で破滅フラグを回避した。破滅フラグを回避を回避するために「カタリナ脳会議」を都度都度ひらいており、脳内で5人のカタリナが議論する姿が可愛らしくもあり、どのような結論を出していくのかも必見だった。

皆が良い人な故嫌なシーンがなく誰でも見やすいアニメであり、異世界転生要素とカタリナの聖人さが出て女性だけでなく、男性にも人気が出たと言えるだろう。2021年放送予定の2期でもどのように破滅フラグを回避するのかが待ち遠しいところだ。