【PSYCHO-PASS】重要ワード解説 シビュラシステム、サイコパスとは?

2019年10月から第3期が公開されているアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 3』。初めて見る人には何のことかさっぱり…となることが多いと思います。今回は作品の紹介と作品を見るにあたって重要になるワード、シビュラシステム、ドミネーターなどを紹介していきたいと思います。

PSYCHO-PASSとは

作品の舞台となるのは、人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とし、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」が導入された西暦2112年の日本だ。この値を人は「PSYCHO-PASS(サイコパス)」と呼び、ストレスから解放され「理想的な生き方を送るために」この数値を指標として生きている。

人々を数値化するシビュラシステムとは

サイマティックスキャンによって1人ひとりの精神状態を分析し、数値化。それに基づいて適正・能力に合わせた職業選択、欲求実現の手段などを提示してくれるシステム。 数値化ってなに?心理状態を数値に表すってどういうこと?と思う人も多いと思います。しかし現在社会でも物事を数値で表しているものが多い。この作品では心理状態、人間の思考などが技術の進歩により数値で表されている。これにより犯罪に手を染める前に悪いことをしようとする人を捕まえることができるようになり、犯罪の数が確実に減っていきました。

そんな監視社会においても犯罪は発生してしまいます。その犯罪を抑制するため、厚生省管轄の警察組織「公安局」の刑事は、シビュラシステムと有機的に接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いて、治安維持活動を行っています。

執行官と監視官の違い

執行官と監視官の違いは一言で言うと潜在犯かそうではないかの違いです。

執行官とは犯罪を解決する高い能力があると判断され、刑事として捜査を行っている者。しかし高い犯罪係数を持つ潜在犯であるため、監視官の同行がなければ外出することができない。 監視官以外でドミネーターを持てる唯一の存在だが、任意執行対象でもあります。

監視官とは、厚生省公安局刑事課で執行官の監視などを任され、捜査活動の全責任を負うエリート。犯罪係数の低さから善良であり、優れた知性と判断力があると判断された者である。 しかし犯罪者と関わる危険な仕事のため自分自身の犯罪係数が高まる可能性があり、人手不足となっている。

ドミネーターとは

公安局刑事課の刑事達が使用する、犯罪者・潜在犯を裁く特殊拳銃。 銃を向けた先の対象の犯罪係数を計測できる。 生体認証を用いた認証機能により登録された監視官と執行官のみが使用可能。 拳銃を持つと音声ガイダンスが射手のみに聞こえるようになっている。 普段は専用のキャリアドローンにしまわれていて、現場以外では触れることができない。 犯罪係数の計測にはシビュラシステムを使用するためオフラインエリアでは使用不可となっている。対象の犯罪係数が上昇、下降すると「対象の脅威判定が更新されました」という音声が流れ、それと同時に執行モードも変化する

執行モードは「パラライザー」「エリミネーター」「デコンポーザー」の三種類である。 エリミネーターとデコンポーザーのときには銃が変形する。 犯罪係数100以下の対象に銃口を向けた場合、「トリガーがロックされました」という音声が流れ発砲することができない。

パラライザーは犯罪係数100~299以下の潜在犯に対して使われるモード。 「犯罪係数オーバー100 執行モード ノンリーサル パラライザー 慎重に照準を定め 対象を制圧して下さい」という音声が流れる。 あくまで潜在犯を確保するためのモードとなっており殺傷能力はないがどんな相手だろうと当たり所が悪いと数日間の入院が必要になる。効果には個人差があり威力が不安定。弾数は無制限。

エリミネーターは犯罪係数300以上に対して使われるモード 「犯罪係数オーバー300、執行モード リーサル エリミネーター 身長に照準を定め 対象を排除してください。」という音声が流れ変形する。 パラライザーと違い弾を当てると対象が内側から膨張し破裂するほどの威力を持つ。その威力ゆえにフル充電時でモード切替なしの場合でも4発までという弾数制限がされている。

デコンポーザーはドローンなどの人間以外の危険と判断されたものに対してのモード。 「執行モード デストロイ デコンポーザー 対象を完全排除します ご注意下さい。」という音声が流れる。ドミネーターのモードの中で最高クラスの破壊力を持つ。命中したものは分子まで分解され消滅する。