TVアニメ『ドロヘドロ』放送はいつから?放送局やキャラ紹介・原作のどこまでやるのか 第1話放送前に読んでおきたい事前情報を紹介! ※2020/01/25追記

2000年『月刊IKKI』にて連載が始まり、ビッグコミックスピリッツ増刊『ヒバナ』、月刊雑誌『ゲッサン』と移籍を渡りながら18年連載された林田球による漫画作品『ドロヘドロ』がついにアニメ化決定。 制作会社は『ユーリ!!! on ICE』、『どろろ』、『ゾンビランドサガ』を手がける株式会社MAPPAが担当することになり、2020年1月からTOKYO MXほかにて放送予定。

ドロヘドロ』は、林田球によるダークファンタジー漫画。スラム街のように退廃した街”ホール”を舞台に、トカゲ頭で記憶喪失の人間”カイマン”が、自分の記憶と顔を取り戻すため魔法使いと人間の抗争に巻き込まれていく。

物語は、”人間”と”魔法使い”によって繰り広げられる群像劇になっており、新たな加わる第三勢力や入れ替わる陣営、そのストーリーは読めば読むほど複雑に交差していく。

そこで今回はいち原作ファンである筆者が、放送前に原作のどこまでやるのか考察をしよう。更に、アニメから作品にハマった人たちに合わせて、コラボグッズなど二次展開も紹介なども……。

アニメ放送前にキャラクターの詳細や世界観をおさらいして、本放送に備えたい。

放送情報

放送局・配信サイト

2020年1月12日(日) 24:00~ TOKYO MXBS11

2020年1月14日(火)27:00~ MBS

映像配信サービス『Netflix』にて第1話を先行配信予定。

2020年1月5日(日)に試写会イベントが決定。アニメ第1話~第3話の上映&キャストトークを予定している。なおチケットは先着順なので注意が必要だ。

制作スタッフ

原作:林田球 (小学館ゲッサン」刊)

監督:林祐一郎

シリーズ構成:瀬古浩司

キャラクターデザイン:岸友洋

世界観設計・美術監督木村真二

画面設計:淡輪雄介

色彩設計:鷲田知子

3DCGディレクター:野本郁紀

撮影監督:朴孝圭

編集:吉武将人 音響監督:藤田亜紀子

音楽プロデュース:(K)NoW_NAME

アニメーション制作:MAPPA

キャスト

カイマン:高木渉

ニカイドウ:近藤玲奈

煙:堀内賢雄

心:細谷佳正

能井:小林ゆう

藤田:高梨謙吾

恵比寿:富田美憂

バウクス:江川央生

カスカベ:市来光弘

キクラゲ:鵜殿麻由

栗鼠:ソンド

丹波稲田徹

ターキー:三木眞一郎

アス:郷田ほづみ

鳥太:勝杏里

分からないことだらけの混沌の世界。『ドロヘドロ』とは

住んでいるのはみんな人間、いつも黒い雨が降っているヘンな街”ホール”。

別の世界にいる魔法使いたちは、魔法の練習台として人間の世界にやってきてはホールの人間を魔法で襲う。人間はもちろん抵抗はするが被害者は後を絶たない、魔法のせいで街に異常現象や災害なんてよくあること。

そんな中、魔法によって顔をトカゲ頭に変えられた大男”カイマン”。おまけに記憶消失になってしまい、自分の顔と記憶を取り戻すため、友人の”ニカイドウ”と共にあてもなく魔法使いを狩り続ける……。

自分の正体は?魔法をかけた人物は?果たして記憶は戻るのか?すべての謎は泥のように闇の中。それが、ドロヘドロ

ホールの住人たち

記憶喪失でトカゲ頭の主人公”カイマン”

声:高木渉

本作の主人公であり、ホールに住む2m越えの大男。魔法使いによって顔をトカゲに変えられてしまい、元の顔に戻すため、ホールにやってきた魔法使いたちを返り討ちにしては尋問している。

顔が変わる前の記憶を失っており自分の顔や名前も分からずにいたが、現在はアルバイトをしながら、友人のニカイドウと共に自身を変えた魔法使いの手がかりを追う。

腕っぷしは強くナイフを巧みに操りその実力は確かなもの。魔法が効かないという謎の体質を持っており魔法使いからも厄介な相手と一目置かれている。ギョーザが大好きだが、あまりにも食べ過ぎてニカイドウのお店に大量のツケがある。オバケが苦手。

定食屋を営む女性”ニカイドウ”

声:近藤玲奈

ホールにある食堂「空腹虫(ハングリーバグ)」を営む女性。記憶喪失だったカイマンと出会い、それからはカイマンと共に魔法使い狩りを手伝っている。

徒手格闘の達人で過去に用心棒をやっていた実力を持つ。手刀だけで首を切る、銃弾を高速で避けるなどカイマンに次いで戦闘力が高い。 いつかはカイマンと一緒に店をやっていきたいと考えているが、自身が経営する食堂はカイマンがタダ食いしているためあまり儲かってはいない。

自分に名前がわからないカイマンに、彼女は”カイマントカゲ”にちなんで今の名前を名付けた。

カイマンたちと邂逅する魔法使い

人間たちとは別の世界で暮らしているが、魔法の練習のため、ホールにやってきては住民を練習台にしている。 魔法使いたちは皆マスクを着用しており、ホールの人間には顔を明かさない。

魔法使いの巨大組織のボス”煙(えん)”

声:堀内賢雄

魔法の能力:なんでもキノコに変える

魔法使いの世界にある巨大組織”煙ファミリー”を統率するボス。口元を覆うマスクが特徴。

歯向かうものには一切容赦しない冷酷な男だが、部下の面倒を見たり下っ端の意見を耳に入れるなど、面倒見がよく仲間意識が高い。

なんでもキノコに変える変わった魔法を持っているが、”相手の体をキノコにして動きを封じる”、”相手の体内に入れたキノコを成長させて内側から破裂させる”など用途によって使い分けており、実力でボスの地位まで上り詰めた強大な魔法エネルギーの持ち主。

魔法の力を一時的に増大させる”黒い粉”を毛嫌いしており、使用した奴には激高するなど冷酷な面をみせる。

とある敵組織との抗争をきっかけに”時を操る魔法使い”を探している。

煙ファミリーの仲間

煙ファミリーの掃除屋”心(しん)”

声:細谷佳正

魔法の能力:なんでもバラバラにする。生物は生きたまま分解できる。

煙の部下であり、ファミリーの掃除屋、いわゆる殺し屋の仕事をやっている青年。常に強い者と戦いたい戦闘狂な一面があり、普段は心臓を模したマスクを被っている。

魔法をかけた対象をバラバラにする魔法の持ち主で、金槌と魔法を巧みに使い相手を追い詰める戦法を取る。

心のパートナー”能井(のい)”

声:小林ゆう

魔法の能力:自身を含め対象のあらゆる傷を癒す。

心と共に掃除屋をやっている魔法使い。心のことを「先輩」と呼び慕っている。

大柄な体型とフルフェイスマスクのせいか男性に思われがちだが、素顔は銀髪の麗人。 心と同じく戦闘狂であり、自身の修復能力を過信して無茶な戦闘をすることが多い。

煙ファミリーの下っ端”藤田”

魔法の能力:ケムリを弾丸のように飛ばす。

目元を隠すマスクを着けた少年。煙ファミリーに所属しているがまだまだ下っ端の立場であり、魔法も弱く非力な面が目立つ。

松村という相棒がいたが、カイマンに殺されてしまったため、現在パートナー募集中。

煙ファミリーの名を盾に脅すなどヘタレな面も見受けられるが、その忠誠心は確かなものであり、松村を生き返らせるために奔走したり恵比寿のことが放っておけないなど仲間を大事にしている。

煙ファミリーの居候”恵比寿”

骸骨マスクを被った大人しい性格の少女。正確には煙ファミリーの構成員ではないが、居候の身として組織に馴染んでいる。

ホールを訪れた際にとある出来事で負傷してしまい、異質な言動が目立つようになる。

序盤では彼女の魔法は詳細不明だったが、あるエピソードをきっかけに物語の真相に関わること……。

アナログで描かれる扉のデザイン

魔法使いがホールに移動するために使う扉。なんと扉のデザインは全てアナログ描きで行っているようだ。魔法使い毎に異なるデザインになっているので視聴する際はぜひチェックしてほしい。

【考察】原作のどこまでアニメ化されるのか? ※少々ネタバレ注意

(2020/01/25追記)

コミックナタリーの作者インタビューにて全12話&野球回確定であることが判明した。

natalie.mu

全12話1クール放送になるが、『ドロヘドロ』の場合実際どこまでやるのだろうか?

原作を読んでみて考えた結果、序盤のどこかで終わったとしても消化不良感が否めないので、いちファンとしては「2期や3期まで進んで最後までやってほしい!」と思うところである。

まずは”最低でもどこまでやるのか?”を登場キャラクターから考える。まずはこの公式ツイートから。

第5巻までは確定か?

パイ屋『TANBA』を営んでいる社長”丹波(たんば)”の登場が確定。記憶の手がかりを探すために、魔法使いの世界に潜入したカイマンを色々と手助けしてくれる強面のおじさんキャラクター。 【第5巻 魔の24 ラララ怪人くん】から登場するので、少なくとも序盤の展開であるカイマンと二階堂が魔法使いの世界へ行く部分まではアニメ化されるのではないだろうか?

全12話だとしたらどこまでやるのか

上に書いたように、もしも最後までやらないのであればよくある「俺たちの戦いはこれからだ!」と、ひとつのまとめとして終わるかもしれない……。

筆者が改めて原作を読んでどこならキリがいいのか考えてみた。

考察①:【第4巻 魔の21 オールスター☆夢の球宴白熱?】

バイオレンスな世界観のドロヘドロ基準で考えると、割と平和な野球回。

「アニメの最終回なら最後は日常回で!」と考えたが、実はこの話、上で紹介した丹波が出てくる前のお話になるので、公式で丹波の登場が確定しているのにそれより前の話で終わらせるだろうか? 一応藤田のパートナーにも関わる話なので重要度も少しあるが……。

キリのいい最終回には持っていきやすい話ではあるが、丹波達が登場するのでこの回は6~8話辺りに入るのでは?

考察②:【第7巻 魔の41 夕食は、いい人と。】

アスの協力もあり、煙の支配から逃れたカイマンとニカイドウ。廃墟で友情を誓うふたりのシーンや、”カイマン”の名付けエピソード新たな第三勢力”十字目の組織”の登場など新情報の展開も入れつつ、まとめとして区切りやすい。

しかし、12話構成だと、この話に入るまで1話につき0.5~1巻分のペースで進まないといけないのだ。

そうとなれば泣く泣く削られるエピソードが出てきたりも…。いまのところ、重要なエピソードを拾いつつテンポよく進んでいるので、これからの展開に目が離せない。

グッズ情報

アニメ化に合わせドロヘドロ POP UP STORE』が期間限定でオープン。特性パーカーやTシャツ、コップやiPhoneケースが販売される。

紀伊國屋書店 西武渋谷店

期間:2019年12月13日(金)~2020年1月5日(日)

営業時間:10:00?21:00

※年末年始の営業時間

12月31日(火)10:00~19:00

1月1日(水)~3日(金)10:00~20:00

1月4日(土)より通常営業

お問い合わせ先:03-5784-3561(紀伊國屋書店 西武渋谷店)

紀伊國屋書店 新宿本店

期間:2020年1月11日(土)~3月1日(日)

営業時間:10:00?21:00

お問い合わせ先:03-3354-0660(紀伊國屋書店 新宿本店)

販売サイト https://store.natalie.mu/shopbrand/ct461/

さらに、デザインTシャツストア『グラニフ』とのコラボが始まっている。販売は12月3日(火)から。

カイマンや煙ファミリー、チダルマのTシャツが販売されている。

販売サイト https://www.graniph.com/shop/e/ec-dorohe/

TVアニメ『ドロヘドロ

公式情報

原作『ドロヘドロ』公式サイト gekkansunday.net

TVアニメ『ドロヘドロ』公式サイト dorohedoro.net

TVアニメ『ドロヘドロ』公式twitter twitter.com