【オーバーロード】映画化決定!アニメ4期の内容もふまえてあらすじを詳しくご紹介!

オーバーロード』の特徴!

  • ストーリー:主人公『モモンガ(アインズ)』が、ナザリック大墳墓の繁栄と世界征服を目指すダークファンタジーストーリー
  • 世界観:VRMMO-RPG"ユグドラシル"の近似異世界に転生⁉
  • 面白さ:モモンガの内面とふるまいのギャップ

オーバーロード』とはどんな作品?

オーバーロード』は丸山くがねさんが手がけた原作が小説の作品です。小説は2012年から出版され、2021年9月時点では15巻まで発売されています。当初はWeb版として発表されており、小説版を発表するにあたってストーリーの展開などがいくつか修正されています。2015年には漫画版の販売や、アニメの放送も開始。 さらに最近(6/16)では、第一期でアインズ様に残酷かつ無慈悲にころされたクレマンティーヌが主人公のゲームまで開発されました。

圧倒的な力を持った"魔王"の視点から、人間やそれ以外の種族との関わりが描かれる本作。剣と魔法のファンタジー世界でときに仲間となり、またときには敵とみなし、容赦なく蹂躙するダークファンタジーの作品です。

VRMMO-RPG"ユグドラシル"は、かつて盛況でしたが、今はプレイヤーの数も減少しサービス終了を迎えようとしていました。 サービス終了の日の夜、ギルド"アインズ・ウール・ゴウン"のメンバー最後の1人であるモモンガは、ギルドの本拠地である”ナザリック”にて、最後の瞬間。 仲間たちとの楽しかった思い出やもっと一緒に冒険がしたかったという未練がある中、迎えたサービス終了時刻。もう終わりだと思っていたモモンガでしたが、なぜかログアウトできずにいました。強制ログアウト を試みるもできず、ゲームの世界に取り残されてしまいます。戸惑うモモンガでしたが、さらなる異常が発生。

本来、プレイヤーの命令なしでは動くことがないNPCたちが、自我を持ったかのように動き出したのです。話したり、触れたりできるなど、まるで本物の生き物のよう。 ナザリック大墳墓のNPCすべてが活動を開始したと同時に、ナザリックの周辺が知らない世界であること結果、地球とはまったく違う場所であることに、気付くモモンガ。 そのあと、部下に探索を命じます。この世界に存在する自分以外の別プレイヤー探るため、世界に名前をとどろかせるべくモモンガは"アインズ"と名前に変え、人間や魔物といった種族無関係の蹂躙が開始されていきます。

第1期゛「クレマンティーヌ戦」「シャルティア戦」”

元ゲームプレイヤーだったモモンガが、ゲームとは似通いつつも違った世界に来てしまいます。第一期では大きく2つの要素に分けられます。 * クレマンティーヌ戦 * シャルティア戦 この2つの戦いは、アインズ(モモンガ)がギルドの近くにある小さな村「カルネ村」を救ったことから始まります。

1期.ストーリー

主人公である「モモンガ」は、別の世界に取り残されてしまいますが、動揺しつつも今後のことについて考え始めます。 デミウルゴスがモモンガのつぶやいた「世界征服」を本気にとってしまいます。NPCたちのやる気は高まるばかりで、他のプレイヤーもいるかもしれないと同時進行で「世界征服」という計画を進行していきます。

この1話・2話はモモンガと守護者達の温度差が天と地ほどある、オーバーロード独特の味がよく出ている部分です。 モモンガの心の声や漏れている本音なんかがダークでシリアスな展開の中のギャップがあり、一見悪役で批判の対象になりそうなナザリック側と冒険者側との二面で見て楽しめます。

3話、4話はモモンガが異世界に来て最初の戦闘とギルドネームだったアインズ・ウール・ゴウンを自身の名前として名乗るのを決める話です。 異世界の実力を知る初めての機会となった村での出来事で、エンリという少女と王国の戦士長であるガゼフと知り合います。 この村で最初の異世界の常識を得る事ができたのでした。

5~9話の前半は、「クレマンティーヌ戦」となります。モモンガから呼び名を替えたアインズが今度はモモンとして戦闘メイド(プレアデス)の一人ナーベラルを共にリ・エスティーゼ王国の都市に冒険者として活動をする話です。目的は高位のアダマンタイト級冒険者になれば多くの情報や人間たちからの信頼が入るためです。 そこで知り合った「漆黒の剣」冒険者達と特殊なタレント(特殊能力)持ちンフィーレアと旅を通じて、親密な関係を保ちます。 都市に帰ったモモンチームと漆黒の剣達。しかし、同日に適合できる者は百万人に一人の女性しかいないとされる「叡者の額冠」(えいじゃのがっかん)を奪ったクレマンティーヌが、ンフィーレアのタレントを利用しようとたくらみます。 この時モモン&ナーベラルと別行動をとっていた「漆黒の剣」の冒険者計4名がンフィーレアを助けようとし、全滅してしまいます。 その後ズーラーノーンの幹部をモモンとナーベラルの二人が倒し、陰謀を回避。 ンフィーレアもモモン達が助け、街の有名な冒険者になります。

後半は、「シャルティア戦」に移ります。シャルティアはアインズに命じられた「この世界の魔法や武技を持つ人間の捕獲」を実行しようと行方不明になっても表沙汰にならないであろう、という理由から盗賊風の傭兵団を襲うお話です。 傭兵団の中にいたブレインと戦うことに。 当然シャルティアが圧勝しますが、ブレインは逃げるのに成功します。 その後、偶然居合わせたスレイン法国とシャルティアは遭遇し、精神支配を受けて動けない状態になります。 シャルティアの精神支配を解除するため、アインズはシャルティアを一度殺す必要があり戦います。 そして無事シャルティアを殺し、大量のユグドラシル金貨を消費してシャルティアを復活させて精神支配から開放され1期終了です。 このパートでの一番の見どころはシャルティア VS アインズ。 二人の戦いが見応えがあり、アインズの愛も感じます。

第2期゛「リザードマン VS コキュートス」「王都戦」”

無事にシャルティアを復活できたアインズ達。これから「アインズ・ウール・ゴウン」の名前を世界に広めるべく土地を占領し、国を作ることを考えます。そして始まった2つの戦い。 * リザードマン VS コキュートス * 王都戦

2期.ストーリー

1~5話では、「リザードマン VS コキュートス」の戦いになります。様々な意図がありナザリック周辺にあるリザードマンの集落を征服しにいく話なります。 ここの話では、リザードマン達が主役で、アインズ様は悪役です。 リザードマン達の仲間を思う想い。そして愛する者を想い合う気持ちがとても良くみられます。 リザードマン達を応援したくなるような描写がとても多いので、ネット上ではリザードマンが主役のアニメだと思っていたという投稿もあるくらいです。 必死にアインズの部下であるコキュートスと戦うリザードマン。しかし、無慈悲といわんばかりにコキュートスの前からリザードマンの残骸が散っていきます。 しかしながら、最終的にはアインズ様の慈悲シーンがあります。 残酷なシーンの後アインズ様の人間味が少しだけ残っているかとも思える描写でした。

6~13話は、「王都戦」になります。王都で動乱を意図的におこし、それをモモン(アインズ)が解決する事でモモンの名声が上がるという内容。そのついでに、資金と人を調達します。 前半部分はセバスが中心で人間側(王国側)の思惑や個々の成長なども描かれていますが、アインズはほとんどでてきません。 ざっと見るとナザリックメンバーの強さとアインズの強さが目立ちます。 プレアデス(ナザリックの戦闘メイド)達同士の茶番劇的戦闘や、アインズとヤルダバオトデミウルゴス)の戦いも見ものです。 お互い本気ではなく、二人の茶番が見れます。 表ではモモン(アインズ)が英雄になり、アダマンタイト級冒険者に昇格。裏では八本指を掌握して王国の半分を手に入れて2期終了。

ここまでは、原作小説6巻までの内容となってます。

第3期゛「カルネ村編」「ナザリック大墳墓での制裁」「ナザリックVS王国」”

1~5話では、ナザリックの面々の日常がかかれ、見ていた全「とうこ」が驚愕した、「ナザリックの日常編」から始まりました。 2話以降はシーズン1でアインズ様に救ってもらった「カルネ村」での騒動がえがかれています。 カルネ村の近くには「大森林」があり、そこでの異変がカルネ村を襲います。 しかし、それはカルネ村のエンリやンフィーレアの信頼とかを得る為に、アインズ様の謀でもありました。 ここでの見どころはエンリが召喚して以来一緒にいるゴブリン達と、エンリとンフィーレアの恋愛事情。 ほんわかする部分もあります。 カルネ村の話は安心して見てられるパートになります。

6~9話では、話が変わり土地を得るため冒険者や騎士らを残虐します。 帝国からの要請により、「ワーカー」と呼ばれる人達がアインズ様の「ナザリック大墳墓」を暴きに行く。というパートです。 当然ながら「本拠地=我が家」を狙われたアインズ様とナザリックの面々は激怒。 ワーカー達はお金欲しさに命を落とす結果に。このパートは残虐すぎて超絶早送りのパートになります。 実質3話に盛り込んだワーカー達の最後はホント可愛そうです。 これが「ナザリックマジック」!

10~13話の3話は「帝国VS王国」のいつもの戦争(ほとんど死者が出ない)に帝国側としてアインズ様が参戦したことで大虐殺になるというお話です。 まだまだアインズ様の戦闘力を過小評価してしまうこの世界と、人間の心をどんどん忘れていく・・・というかゲームの心境のままのアインズ様が楽しめます。 このパートはほとんど戦争、というか戦闘というか、アインズ様の独断場なので、その部分に注力して見るのと、王国側の悲劇の描写、そして帝国の空回り具合をご覧あれ! そして、ナザリックが本格的に歴史の表に出場していきます。

アニメ4期のあらすじ(ネタバレ注意!)

第3期では原作小説の9巻でちょうど終了しています。 よって、4期では原作10巻からの始まりとなります。 また、劇場版となる聖王国編は原作小説で言うところの12,13巻が該当しますので、4期は10巻から聖王国編に続くまでの11巻最終あたりまでが描かれると予想出来ます。

原作10巻では、建国してついに国王になったアインズは、魔導国を理想国家にするべく動き出します。 ナザリック守護者たちも俄然やる気をみせ、アインズのためにとみな鼻息も荒い。 アインズはまず手始めに、冒険者組合の力の増強と育成することを計画し帝国に向かいます。 その一方、3期最終回で「黒い仔山羊(こやぎ)」を召喚するなど圧倒的な力を持つ事を見せつけたアインズの挙動に、近隣諸国の王たちは戸惑いと恐怖を感じながら対抗策を模索していました。 アインズら魔導国は、諸外国に対し次なる一手としてどのような策を講じていくのか?が見どころですね。

続いて11巻では、内外の政治をアルベドデミウルゴスに振り、半ば丸投げ状態でアインズはシャルティアとアウラを連れて、ある目的のため一路ドワーフの国を目指します。 外敵と紛争状態だったドワーフの国で、到着するやある交換条件を約束させドワーフの国を助けるべく敵に挑むのですが、その敵とはなんと世界で最も強いとされる種族(ドラゴン)だったのです。 果たしてアインズたちの運命は・・・!?というのが11巻の内容です。

この4期でメインの活躍をみせるナザリック守護者は、主にシャルティアとアウラです。 1期であろうことか主人のアインズに刃を向けたシャルティアの名誉挽回の機会はあるのか、 いまだこれといって際立った活躍のないアウラの真の力は発揮されるのかが見どころですね。

『劇場版総集編 オーバーロード 不死者の王』のストーリー

「巨大な城壁を擁し、長く平和を誇った聖王国を亜人連合軍が突如、襲撃。 連合軍の総大将は魔皇ヤルダバオトデミウルゴス)。 残忍冷酷な魔皇によって聖王国は国崩壊の危機に直面する。 苦難の民を救うため解放軍が救いを求めたのは 聖王国にとって不倶戴天の敵であるアンデッドを王に戴く魔導国。 アインズ・ウール・ゴウン魔導王に導かれ 聖王国は魔皇ヤルダバオトの討伐に乗りだす。」というのが劇場版“聖王国編”のあらすじとなります。 簡易的にすると、ヤルダバオト(デミウルゴス)が大活躍するということです。

ヤルダバオトは聖王国で多くの人々を苦しめ虐殺したことにより絶対的な悪としての立場を築きました。これによりアインズは力を振るう大義名分を手に入れ、これを倒すことで「魔導国は虐げられた人々を助けた正義である」と他の国々に認知させることができます。つまりプレイヤーや同等の力を持つ相手に対しての牽制です。それと同時に王国で目撃されたメイド悪魔(プレイアデス)の面々を魔法的に支配したと宣伝することで表立っての活動をさせやすくするのが目的です。

アインズ様は、聖王国に恩を売るためモモンを貸し出すことは難しいと言い、自らが聖王国に向かうことを提案します。最初は「他国の王に直接助力してもらうなど、万が一があったとき責任が取れない」と断られますが切羽詰まった状況ということもあり、なんとか聖王国に行けることになります。 一方で自分がデミウルゴスの作戦を台無しにすることを恐れ「私は適当なところでわざと失敗する。おまえの状況適応能力をみたいからだ」とデミウルゴスに言い放ちます。これにより何かしら作戦に不都合が起きてもアインズが敢えて失敗したのだと錯覚させるためですね。

やはり見どころとなるのは、ヤルダパオトの活躍です。 聖王国というアンデッドを敵対視する国にいながら、自分たちを救ってくれたのは聖騎士ではなくアンデッドであるということに戸惑う人々。 絶対的な強者でありながら弱者の視点でも物事を捉えているアインズに共感し次第に尊敬に変わっていく様子。 さらにヤルダバオトという高レベルの存在と対決ということで、いつも以上に見応えのあるバトルが展開されます。

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