映画『ゆるキャン△』劇場版のストーリー・大人になったキャラ・聖地(場所)など。内容を一挙に紹介!

映画『ゆるキャン△が公開中です! 本作では原作者・あfろ氏監修のオリジナルストーリーとして、大人になった5人がキャンプ場作りに奮闘する姿が描かれます。予想外な内容に驚いた人も多かったのではないでしょうか。 ただ少し考えてみると、この作品はもともと時間の経過を丁寧に描いていました。本作を手掛けた京極義昭監督もインタビューでそのことを語っています。

「高校生たちのキャンプを描いている時から、『ゆるキャン△』は“終わらない日常”の話ではないと思っていました。リンとなでしこが秋に出会って、距離を縮めていって、クリスマスにみんなでキャンプをする。ひとつひとつのキャンプ毎に、小さくても確実に、彼女たちに変化が訪れる。あfろ先生の原作も、そうやって少しずつ時間が進んでいるんです。テレビシリーズを制作している時も、『日常系』というジャンルだけにおさまらない作品だなと感じてる部分はありました。高校を卒業しても、彼女たちは毎日を楽しく、一生懸命に生きていくはずですから」


引用元 :映画『ゆるキャン△』大人に寄り添う“観るアウトドア”の魅力 京極義昭監督インタビュー URL: https://news.yahoo.co.jp/articles/2697471cf4b38da87332d934e81e650eb4ccf7cc?page=1

とはいえ、キャラクターの見た目や立ち位置は年数の経過によって変化しています。そこで本稿では、映画『ゆるキャン△』の世界を楽しむための色々な要素をキャラクター中心にまとめてみました。少しでも作品が気になっている方はもちろん、既に映画を見た方も要チェックです!

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各務原なでしこ(かがみはら なでしこ)

東京・昭島市のアウトドア専門モールにあるお店「フォレストオウル」で働いています。明るくて前向きな性格は変わっていません。犬山あおいを演じる豊崎愛生さんが舞台挨拶で大人なでしこの働くシーンに共感した点を語っています。

豊崎「働くなでしこのシーンが好きで。TVシリーズのときはみんなに心配されたり見守られていたんですけど、キャンプ道具を女子高生に勧めるシーンは、相談している子たちを可愛いっておもいながら接客しているなでしこがいて、自分でも学生を見て『可愛いな』って思う時に大人になったなと感じます」
引用元 :映画「ゆるキャン△」、東山「どんどんみんなのことが⼤好きになっていく」 URL:https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1423792.html

オフショットビジュアルを見ると、アパートで一人暮らしをしていることがわかります。また、キャンプ以外にもロードバイクや山登りもしているようです。すっかりアウトドア巧者ですね。そんな彼女がリンに「一番最初に私にキャンプの楽しさを教えてくれたのは、リンちゃんだもん」と笑顔で語りかけるシーンは泣けてきて…。キャンプ場作りでは現場監督を任されます。幼馴染のアヤちゃんももちろん登場!

志摩リン(しま リン)

愛知県一宮市で一人暮らし中です。名古屋でローカル誌を作っている出版社「しゃちほこ出版」の編集部に所属しています。自分の企画を通すため奮闘中のリン。声を務める東山奈央さんはリンのスーツ姿に当初とても驚いたようです。

東山も「きららアニメでスーツ姿を見られるなんて思わないですよね?! コンクリートジャングルにいるし!(笑) キャリアウーマン感がでているのがすごく良いです。チャームポイントのお団子ヘアもなくなり、キャンプをお仕事にしたなでしことは別々の道に行っていますよね。出版社に勤めていて。でもリンは、ソロキャンしながら本読んでいたり、アルバイトも本屋だったり、"好き"を仕事にしていてホッとしました。TVアニメから、この未来に続いていく伏線が張られていたんだなって。」とこれまでの長い歴史を思い返しました。
引用元 :「みんなの見たい『ゆるキャン』が詰まっている」映画の魅力を声優陣が語る URL:https://dengekionline.com/articles/137578/

休日はバイクでツーリングに出かけているらしく、これも「やっぱりなあ」という感じ。志摩家はバイク一家ですからね。キャンプ場作りでは総合リーダーを務めます。リンのお爺ちゃんもまだまだ元気です。

さて、映画ではショートヘアになっていますが、リンと言えば、長髪でシニヨンを作っているイメージがある方も多いと思います。ただ、髪を切ったリンがアニメで描かれるのは、これが初ではないということをご存じでしょうか。実はショートアニメ『へやキャン△』のSPECIAL EPISODE『サウナとごはんと三輪バイク』で見ることができるのです!元々、円盤に収録される新作として作られた本エピソードは、dアニメストアで配信されています(22年6月時点)。リン好きには堪らない内容になっているので、まだ観ていない方は是非チェックしてみてくださいね。

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大垣千明(おおがき ちあき)

東京のイベント会社に勤めたのち、山梨に戻り観光推進機構に転職しました。若いながら色々な経験をしたことが伺えます。オフショットビジュアルを見ると分かるように、大人になっても、快活で行動的な性格は変わっていないです。千明役の原紗友里さんも変わらない千明の魅力についてお話しされています。

一方、爽やかに汗を流す千明の姿を見た原は「親近感のある大人になってくれたようで」と会場の笑いを誘い、「色々あってここに落ち着いている感がでていますね。アクティブな感じ、行動力を表している気がして。変わらなかった安心感をお届けできるかなと思います!」と本編で、これまで通りの千明が見られると話しました。
引用元 :「みんなの見たい『ゆるキャン』が詰まっている」映画の魅力を声優陣が語る URL:https://dengekionline.com/articles/137578/

TVシリーズから野クルを引っ張っていく存在だったわけですが、映画でも彼女が物語を動かしていきます。また、仕事帰りの居酒屋での一杯を楽しみにしており、正に二代目ぐび姉の誕生です。キャンプ場作りでは皆の適性を見ながら役割を振りつつ、自分は裏方に回ります。

犬山あおい(いぬやま あおい)

あおいはなんと地元・山梨の鰍沢富士見小学校で教員になりました!生徒には「あおいちゃん」と呼ばれ、慕われています。確かに非常に面倒見の良い性格ではあったので、「そう来たか!」と。豊崎さんも通底するあおいの“らしさ”に触れています。

小学校の先生になったあおいの様子を見て、豊崎は「もともと大人っぽくて、みんなを見守っているような子だったのでビジュアル的に大きな変化は(見えないかもしれない)。日々小学生と授業したり遊んだり、"らしいな"って思いました。野クルやなでしこ、みんなの成長を微笑ましくニコニコ見守っていたから、先生というのは人の成長を見守るあおいちゃんらしいなって。」"らしさ"を感じる大人になった姿だと言います。
引用元 :「みんなの見たい『ゆるキャン』が詰まっている」映画の魅力を声優陣が語る URL:https://dengekionline.com/articles/137578

キャンプ場作りではスケジュール管理を担当しています。彼女がまとめてくれれば頼もしいですね。あおいの妹・あかりは美大に進んで大学生活をエンジョイしています。

斉藤恵那(さいとう えな)

まず何よりもちくわが元気でいてくれたことにホッとしました!大人編をやると知って、一番心配したことだったので…。恵那を演じる高橋李依さんが時を経ても変わらない彼女とちくわの関係性に言及しています。

高橋は、5人同様に年を重ねたちくわについて言及。「走る速度だったり、疲れる姿でちくわも大人になったんだなって思うんですけど、速度を合わせる恵那ちゃんを見ると、優しい世界が続いているんだなと思いました」と月日が流れた上での映画「ゆるキャン△」の魅力をアピールした。
引用元 :映画「ゆるキャン△」、東山「どんどんみんなのことが⼤好きになっていく」 URL:https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1423792.html

恵那は横浜市内でペットトリマーをしています。高校時代から何より愛犬との触れ合いを大事にしていた彼女なので、イメージ通りだと感じました。ちなみにちくわは実家に残っているらしく、恵那が休みの時に山梨に帰り、散歩やドライブに連れて行っているようです。キャンプ場作りでの役割は広報です。

サブキャラクター

映画ではシリーズお馴染みの人々はもちろん、新キャラクターも続々登場します。5人の職場の先輩たちはみんな魅力的ですが、特にリンの上司である刈谷は人気が出そうだなと。東山さんも刈谷とリンの印象的な場面を熱く語っています。

東山「刈谷先輩が、リンの代わりに多く仕事を受け持ってくれて、フォローしてくれているシーン。自分もいま、先輩であり後輩でありって立場になってきていて。知らぬ間に先輩に助けられてきたんだなって改めて感謝をしながら、後輩の子に対してできることはあるかな? って思ったり、両方の気持ちを考えられるシーンがありました」とそれぞれに?に刺さったシーンを挙げながら、色々な目線で楽しめる本作の見所を語り合った。
引用元 :映画「ゆるキャン△」、東山「どんどんみんなのことが⼤好きになっていく」 URL:https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1423792.html

聖地

夢見る河口湖コテージ・トザワセンター

冒頭でキャンプをしながら打ち上げ花火を見ているシーンに登場するキャンプ場です。 河口湖と富士山を一度に望む最高のロケーションですね。

みのぶ自然の里

5人がキャンプ場開発にのりだす富士川町髙下地区の跡地、そのモデルのひとつ。巨大な鳥かごは作中でも印象的に描かれています。

東京・昭島 モリパーク

なでしこの勤め先です。『ゆるキャン△』とのコラボも実施しています。

この他にも芦安キャンプサイトNo2山梨県など実在する様々な場所がモデルとして登場しています。気になった人は映画における5人の道程を辿ってみてはいかがでしょうか。

おまけ

映画『ゆるキャン△』の発想元

実は映画『ゆるキャン△』より前に大人になった野クルメンバーが描かれている場面があります。 第1期12話『ふじさんとゆるキャンガール』のアバンです。キャンプギアメーカーのCEOになったなでしこが空飛ぶテントで登場するあれですね。結局なでしこの想像した架空の風景だったわけですが、このエピソードが時を経て映画の発想元となりました。

まとめ

それぞれ立場が変わっても、5人の本質はあの頃のまま。一度集まれば、高校時代と変わらないやり取りが始まります。誰かと感動を分かち合うことが描かれるこの作品は本当に良いですね。そんな最高のTVシリーズを手掛けたスタッフ、キャストが送り出す映画『ゆるキャン△』も当然最高の作品です。 もしかしたら、“大人”という部分に引っかかっている方もいるかもしれませんが、見なきゃ損ですよ!豊崎さんも作品の出来に自信を覗かせています。

テレビシリーズでは女子高生だった登場人物たちがそれぞれ社会人になってからが描かれており、豊崎は「大人の『ゆるキャン△』キャラクターたちが描かれるとなったとき、テレビシリーズをご覧いただいた方はどこかしらで心がざわっとなったと思う」と素直な心情を吐露。それでも「見終わったら、『大人っていいな』『大人も悪くないな』という気持ちにさせてくれるんじゃないかな」と作品の仕上がりに胸を張った。
引用元 :社会人になった映画「ゆるキャン△豊崎愛生「どこかしら心がざわっとなったと思う」 URL: https://news.yahoo.co.jp/articles/b7d243ba8c4efc1ccf41c8d58817c6983074d43e

さあ皆さん、今すぐ映画館で野外活動しましょう!

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