軌跡シリーズの時系列&順番まとめ。軌跡シリーズ新作『英雄伝説 黎の軌跡(くろのきせき)』の時系列も紹介


軌跡シリーズとは日本ファルコムから発売されているタイトルの総称で古くから愛されている作品だ。愛されている理由とは一貫した時系列にある。今回はそんな時系列を説明しながら、作品を紹介していこうと思う。さらに、2021年9月30日に発売される軌跡シリーズ新作『黎の軌跡(くろのきせき)』。時系列はつながっているものの新しい舞台に変更され軌跡シリーズ未プレイでも楽しめるようになっている。さらに、その続編となる『英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ -CRIMSON SiN- 』の発売も決定し、ますますの盛り上がりを見せる軌跡シリーズ。作品の時系列だけでなく、黎の軌跡の時系列も紹介していこう。

作品の時系列

発売された順番 作品タイトル 作品の時系列
1 空の軌跡FC 七耀暦1202年
2 空の軌跡SC 七耀暦1202年11月~1203年
3 空の軌跡 the 3rd 七耀暦1203年11月
4 零の軌跡 七耀暦1204年1月~5月
5 碧の軌跡 七耀暦1204年8月~12月
6 閃の軌跡 七耀暦1204年3月~10月
7 閃の軌跡 七耀暦1204年11月~1205年3月
8 閃の軌跡 七耀暦1206年4月~7月
9 閃の軌跡 七耀暦1206年8月~9月
10 創の軌跡 七耀暦1207年2月~3月
11 黎の軌跡 七耀暦1208年
12 黎の軌跡Ⅱ -CRIMSON SiN- 七耀暦1209年

基本的には年号が被らないが、零の軌跡閃の軌跡Ⅰ、碧の軌跡閃の軌跡Ⅱは時間が重なっている。作中でもクロスベル自治州とエレボニア帝国の出来事が触れられている。
本作の『黎の軌跡』は前作『創の軌跡』から約一年後の世界が舞台になっている。

新作『黎の軌跡』

舞台はゼムリア大陸の南東に位置するカルバード共和国。"裏解決屋(スプリガン)"を営む若い男がいた。名はヴァン・アークライド。男が経営する「アークライド解決事務所」に一人の女生徒が訪れた。女性の名はアニエスクローデル。ここから新たな軌跡が始まる。
本作の戦闘システムは今までの軌跡シリーズとは異なり、フィールドバトルが存在する。そのほかにも魅力的なキャラクターも存在。小倉唯さんが声優を務める“フェリ・アルファイド”や内田雄馬さんが声優を務める“アーロン・ウェイ”が作品に登場する。

黎の軌跡以前の時系列

七耀暦 出来事
1104年 女性革命家シーナ・ディルク主導による民主化革命が起こる (カルバード革命)
カルバード共和国 建国
1150年 C・エプスタイン博士が導力器(オーブメント)を発明
「導力革命」が勃興
1154年 C・エプスタイン死去
1155年 エプスタイン財団が設立
1192年 カルバード共和国に隣接するエレボニア帝国とリベール王国の2国間で「百日戦役」が勃発
リベール王国軍の電撃作戦によりエレボニア帝国軍が降伏
1196年 カルバード共和国の第22代大統領に中道穏健派のロックスミスが就任
1203年 猟兵団「赤い星座」とカルバード共和国を拠点とするシンジケート「黒月」の大規模抗争が勃発
1204年 クロスベル自治州にて西ゼムリア通商会議開催
エレボニア帝国にて内戦が勃発
1205年 クロスベル自治州がエレボニア帝国領として併合される
1206年 カルバード共和国にて大統領選挙が実施され、現職のロックスミスの落選が決まる
エレボニア帝国のカルバード共和国への侵略戦争ヨルムンガンド戦役」が勃発
1207年 ロイ・グラムハートがカルバード共和国 第23代大統領に就任
エレボニア帝国からの戦後賠償が未曽有の好景気をもたらす
クロスベル自治州が再独立を遂げる

続編『英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ -CRIMSON SiN-』

七耀暦1209年。マフィア組織《アルマータ》の脅威が過ぎ去り、かつての平穏を取り戻したカルバード共和国。そんなある日、首都イーディスの片隅で、CID中央情報省特殊部隊が何者かに惨殺されるという猟奇的な事件が発生する。そんな中、『裏解決屋スプリガン』ヴァン・アークライドも意外な人物の来訪をきっかけに調査に乗り出すこととなる。惨殺事件を引き起こした人物は一体誰なのか? その目的とは?獣じみた“紅黎あかぐろい”異形の咆吼と、“何か”を追い求める少年少女との邂逅かいこうが、彼らの《軌跡物語》を逃れられぬ因果へと誘いざなっていく。
公式サイトから抜粋した文章だ。もし、全部見たいという方は公式サイトを見てほしい。
さて、公式サイトにある画像には一体の黒い獣と二人の人物が写っている。この人物はおそらくヴァン・アークライドとエレイン・オークレールだ。二人の関係が発展するのか、エレインのメインヒロイン化はあるのか。今後の情報を待とう。

黎の軌跡の気になる点

黎の軌跡の気になる点をいくつか挙げていく。

新しい戦闘システム

本作は従来のコマンド型AT(アクションタイム)バトルの要素を受け継ぎつつ、さらに快適にバトルを楽しめるようになっている。フィールドバトルからコマンド型バトルへと移行するので従来の軌跡シリーズとはまた違ったバトルを楽しめる。さらに、フィールドバトルからコマンドバトルへの移行はプレイヤーの任意でできるため好きなほうでバトルを楽しめる。

ついに三高弟の最後のひとりが登場

“三高弟”とは“導力革命”と呼ばれる技術革新をもたらしたエプスタイン博士の弟子のこと。名前はラトーヤ・ハミルトン博士。声優は井上喜久子さん。工学都市バーゼルにある歴史ある理科大学の名誉教授にして総合技術メーカー“ヴェルヌ社”の元最高顧問。現在は自身の愛弟子たちに後事を託し、国外で研究を続けている。この人物がどのようにストーリーに関わるか注目したい。

閃の軌跡に登場していたあの子が...

閃の軌跡に登場していた“フィー・クラウゼル”が本作には関わってくる。声優は金元寿子さん。本作では帝国遊撃士協会所属のB級遊撃士として登場。共和国内で増加を続ける様々な案件に対し、人手不足を解消するための助っ人として帝国から来訪した。前作よりも結構大人びている印象を受けるので内面に関しても注目したい。

まとめ

軌跡シリーズの最新作ということで新たな要素が追加されているが、今までの軌跡シリーズの良さを残したものになっていると思う。本作からでもストーリーがわかるようになっているので気になった方はぜひ!