【FGO】『反乱せよ 瞼瞼』『欠員なしでの勝利は望めない』の意味は?シオンの気になる動向、ヒエログリフの予測は6.5章以降にどう響くのか。2部6章内容まとめ【ツングースカ・サンクチュアリ】

【12/18追記】
シオンが読み上げた『問題なし。反乱せよ。瞼瞼』に関しての追記を行いました。

【9/5追記】
改めて後編、戴冠式の情報を含めたまとめを追加しました。
6.5章に関係してくるであろう情報も中心でまとめましたので、そちらも是非ご覧ください。




FGO新章、楽しんでますか?


きっと前編をクリアした人の中には
「ほんとに3割ぐらいじゃねえか!やってくれたなきのこォ!」
と、叫んだ方も多いことでしょう。
無論筆者もその一人です。今も残り7割が一気に押し寄せてくる歓喜と恐怖に震えています。

さてさて、そんな恐ろしくも楽しみな残り7割。もうすぐ配信でございます。
妖精郷と化したブリテンにて、カルデアを待ち受ける運命をあなたの目で確認するその前に!
一度ここまでの情報を軽くおさらいしてみましょう!

6.5章以降に繋がるであろう部分

戴冠式を終え、あらためて6章内で出たものの中から、さらに次に発展しそうなものをまとめました。

決戦術式

星の内海で編まれ、“人類の脅威”に対する防衛機構の具現である『聖剣の基型』を手にしたカルデア
彼らは異星の神に対する最終手段として、これを用いた決戦術式の制作に入ります。
以降のストーリーにおいて、最も重要となる部分でしょう。恐らくこの決戦術式の制作絡みでもう一悶着あることでしょう。

新クラス“プリテンダー”

『役を羽織る者』としての新クラス“プリテンダー”
このクラスに該当するのは、現状ではオベロンしか存在しません。
しかし、少しメタな話にはなりますが、ムーンキャンサーにおけるジナコ、アルターエゴにおけるシトナイしかり、プリテンダーにも新たな恒常召喚が可能なサーヴァントが追加されると考えるべきでしょう。
そしてそのサーヴァントは、おそらくストーリー上大きな役割を持つことも予想されます。
世界を敵に回す詐称の英霊……こんな存在が複数いてたまるか、という気持ちもありますが……。

シオン、及びトリストメギスⅡの予測

エピローグにて、なにやら意味深な言葉が交わされていましたね。
いくつか単語がありましたので、小分けにして確認していきましょう。

次のデッドポイント

シオンが準備をする、と言っていた次の懸念事項。 ビーストの幼体であるコヤンスカヤ過去最大規模の特異点発生の可能性がそれに該当する模様。
まあコヤンスカヤはそうだとは思いますが、特異点発生の可能性というのが気にかかりますね。
5.5章も特異点だったことを考えると、もしかしたら6.5章で直面するのはこの特異点なのかも。

【12/18補足】
期間限定イベントとして、「ツングースカサンクチュアリ」が発表されましたね。過去最大規模の特異点もこれでしょう。
コヤンスカヤとはここで決着をつけることになりそうです。


カドックの回復

大令呪の取り外しは出来ないようですが、どうやら最終段階にはある様子
カドックと共闘する未来もそう遠くはなさそうです。

ヒエログリフの予測

全文としては『問題なし。反乱せよ。瞼瞼』
よく分からない文言ではありますし、シオンも無視をする判断を下しています。
しかし無視をするのもどうか・・・と思い意味を考えてみたところ、意外と面白い結論が出てきました。
以下に考察を載せていますので、興味のある方はぜひともお付き合いください。

『問題なし。反乱せよ。瞼瞼』に関する考察

意味が分からんしアラビア語、いや日本語でおkって感じではあるのですが、どうしても気になるので個人的な考察をば。

まず文脈としては“残りのヤバげな特殊事案(ビースト幼体、最大規模の特異点、カドックの容態)に関しての予測”と見るべきでしょう。
で、そこに対して『問題なし。』としている、と。さらに『反乱せよ。』と続くわけです。

瞼瞼ってなに?

そして気になる『瞼瞼』。瞼というと、目を塞ぐもの。目というのは型月の魔術、魔法観的にも大きな役割を持つ器官です。魔眼とかね。
大概の場合において、神話で瞼が登場する場合には魔眼とセットで出てくることがほとんどでしょう。瞼によって強力な魔眼が塞がれているみたいな感じですね。
なんでこの場合の瞼とは、『強力な魔眼による妨害が入らない状態』を指しているのでは無いでしょうか。
となるとこのヒエログリフの文章は、『ノウム・カルデアは何者かの魔眼による監視、緊張状態にあったが、今はそれらのマークが外れている。邪魔な要素は排された。異星の神への反乱を続行せよ。』というような感じでしょうか。

なんでノウム・カルデアの未来を暗示する内容であればそんなに悪い予測ではないと捉えるのが無難なのかも知れません。

『瞼瞼』の『。』について

上の考察とは別になります。 全文は『問題なし。反乱せよ。瞼瞼』ですが、『瞼瞼』だけ『。』が無いんですよね。他の文章がわざわざ区切るために『。』を使っているので、少しばかり注目したいところ。区切るなら空白でもいいですし。
文末だし当然じゃない?みたいな気持ちもちょっとあるのですが…一応考えておきましょう。

文末の単語にのみ『。』が無い。これを通常他人に対して送るメッセージと結びつけるのであれば、『瞼瞼』は結びの単語(敬具 みたいな)や自己の名前、個体名と取ることが出来ます。
つまり『瞼瞼』という存在による反乱のメッセージと捉えるような感じでしょうか。
うーん、『瞼瞼』の意味が詰め切れない限り正体はわかりそうにも無いですね。先ほどの考察と合わせるのであれば、異性の神の目を塞ぐ役割を持った存在とか?

とは言ってもヒエログリフ、及びトリストメギストスⅡの文章がどのように生成されるかの凡例が無く、文章ルールの比較検討が不可能なんですよね…。なので少々穿ちすぎな意見だとは思います。まあ一つの考察ということで。

トリストメギストスⅡが反乱を起こす可能性

『反乱せよ。』がトリストメギストスⅡによるノウム・カルデアに対しての結論だとする考えです。
多分考えすぎのトンデモ論です。まあ無いと思います。
シオンの謀反という可能性も考えましたが・・・だとしたらこのメッセージは普通に受け取るべきでしょう。アラビア語でおk、みたいな返しにはならないはずです。
トンデモ論ではありますが、可能性の一つという感じですね。

シオンは裏切るのか?

十中八九無いでしょう。反乱せよ、はあくまでもヒエログリフの予測であり、シオン個人の考えとは違うと考えられます。
しかし、現状シオンに関しての言及はちょっと少ないんですよね。シオン個人としての目的というものが見えていないような状態にある印象です。
なのでそのあたりは後々深掘りがあると思います。Fate世界線におけるシオンはどういったことを目的に動くのかに注目したいところですね。

欠員無しでの勝利

これまでの6度の戦いにより、『異星の神』も学習を終えたとシオンは判断しています。
そして以降の戦いでは「欠員なしでの勝利は望めない」とも。
あまり考えたくない事ではありますが、犠牲は覚悟しなければならないのかも知れません。

主人公『ぐだ男/ぐだ子』について

今回の『失意』の結界において改めて明らかにされた感じもありますが、やはり完全に精神性が常人のソレを逸していますね。
オリュンポスにおいては、ブラックバレルと通じたためかディオスクロイに恐れられる一幕もありました。このように2部後半あたりから主人公の少し一般とは外れた部分が目立っているように感じます。
基本的には我々の分身である彼/彼女ですが、これからその枠には収まらなくなるような何か大きな変化が訪れるのでしょうか。

2部6章『アヴァロン・ル・フェ 星の生まれる刻』

前編の内容に追記する形で全体をまとめています。

カルデアの目的


まずは今回の異聞帯攻略におけるカルデア側の目的を確認してみましょう。
最初に示された大きな目標は以下の通り

1.ブリテン異聞帯の崩落に伴う世界の消失を止める
2.可能であれば異聞帯の王と交渉し、”異星の神”に対する切り札を手に入れる

の二つです。
ブリテン異聞帯における空想樹は既に燃えているため、空想樹の切除を以て異聞帯を消し去るといったいままでの目的とは少し違うわけですね。

戴冠式後追記】

この2つは無事達成することが出来ました。
異星の神に対する切り札として『星の聖剣の基型』を手に入れ、これから決戦術式へと組み上げていくようです。

ブリテン異聞帯の特徴

では前編で発覚したこの異聞帯における大きな特徴をまとめてみましょう

・既に消滅する運命にあるが、その消滅に伴い地球自体も消滅する
妖精によって作られた歴史である
・人間は妖精にとっての栄養源、嗜好品であり、奴隷や家畜のような扱い
・他の異聞帯にも存在した人類史が存在せず、多くのサーヴァントが召喚・活動不能
・土地の縁があるサーヴァントのみ召喚が可能(?)
・妖精國ブリテン以外の国は存在しない
厄災と呼ばれる現象が存在する
・女王である『モルガン』が治めている

今までの異聞帯は、あくまでも人類史の延長でした。
しかし今回はその痕跡すらもない。他の異聞帯と一線を画す異常さがよく分かります。
じゃあ何故この異聞帯の崩落が我々の世界の消滅に関わってくるのか・・・謎は深まるばかりです。

戴冠式後追記】

このブリテンにおける分岐点は、文明を滅ぼす白き巨人『セファール』を撃退できたかどうかでした。
彼の巨人を打倒する手段としての『星の聖剣』を妖精たちが仕事をさぼり作らなかったため、一度文明が完全に滅び、そのまま妖精たちが残って生活を続けた結果がこの異聞帯です。
そして既に異聞帯としての領分を越えており、一つの有り得たかもしれない『異聞世界』として現実世界にも影響を来たすものとなっていたため、崩壊がこちらにも波及するような形になっていたのです。

『妖精』とは

この異聞帯に住まう種族、『妖精』。
彼らの情報で、現時点で分かるところはこんなところでしょうか。

『風の氏族』『土の氏族』『牙の氏族』『翅の氏族』『鏡の氏族』『王の氏族』の6つの氏族が存在する
『鏡の氏族』は既に滅び、『翅の氏族』も残すは氏族長のみとなっている ・獣人、エルフ、ドワーフ、ピクシーなど様々な見た目をしている
魔術という形式無しで神秘を行使出来る
・人間文明の模倣は行うが、あくまで模倣のため発展はしない
・基本不滅であるが、自身の生きる理由の消失に伴い、名前を忘れると”モース”と呼ばれる存在になってしまう

TYPE-MOON系列作品でも何度か触れられてきた存在ですが、やはり神秘の行使に関しては無茶苦茶な存在ですね・・・。
今回新規で書き起こされたキャラクターも多く、FGOではおなじみワダアルコさんも含め多くのイラストレーターさんが担当なさっています。

重要単語、及び重要人物


ストーリー中に頻出、もしくは重要(であろう)とされる単語と人物たち。
これからの後編でどういった展開を見せてくれるかが楽しみですね。

予言の子

・現在の王政を終わらせる存在であり、妖精たちの希望の星
・女王が支配する前の時代に存在した救世主トネリコの生まれ変わりであるとされる
・選定の杖によって選ばれた
6つの鐘を鳴らすことで真なる王として迎え入れられるという
・鐘の所在は妖精国にあるそれぞれの都市 しかし6番目の鐘だけ行方が分からなくなっている
アルトリア・キャスターのことである

戴冠式後追記】

・楽園の妖精 アヴァロン・ル・フェ ・鐘はそれぞれの氏族の長が、自分たちの罪(聖剣を作らなかった)を認めるために作られたもの
・予言の子は星の内海からの使者であり、これらの罪を全て認めさせることが巡礼の目的
・巡礼の末、予言の子は聖剣を作成する神秘を取り戻し、自身の体を星の内海にて聖剣に作り替える

妖精騎士

・妖精に汎人類史の英霊の力を宿したもの
『トリスタン』『ガウェイン』『ランスロットの三人で構成される
女王により力を与えられた

妖精騎士トリスタン

・残虐な性格を覗かせる妖精騎士の一人
女王モルガンの娘を名乗るが、実際に血縁などは無いようだ
・ベリル・ガットにぞっこん

戴冠式後追記】

・妖精バーヴァン・シー。
・妖精にいいようにこき使われた、奴隷のような存在
・最期は妖精全てを呪う存在として、ケルヌンノスの核となった

妖精騎士ガウェイン

・ブラックドッグと呼ばれる妖精を従える妖精騎士の一人
・城への忠誠は殊更に高いように見受けられる
・アルトリア・キャスターはガウェインのことを知っているようだが、ガウェインは何も覚えていないようだ

戴冠式後追記】

・正体は妖精バーゲスト
・食らった者の力を受け継ぐ能力を有している
・最期は愛する者を失い厄災と化した

妖精騎士ランスロット

・空を飛びながらの戦闘もこなす小柄な妖精騎士の一人
アルターエゴ・千子村正すらも凌ぐ戦闘力を持つ

戴冠式後追記】

・正体は妖精メリュジーヌ
・最後の純血龍アルビオンの身体の一部
・”自分を拾い上げてくれたこの世で最も美しいもの”である士族長オーロラに姿を真似た ・全てをオーロラに捧げ、オーロラのため動いていた ・最期はオーロラを殺したことで妖精の姿を保てなくなり、正気を無くした龍に変じた

円卓軍

・女王の王政に反逆すべく立ち上がった軍
・人間最強の騎士パーシヴァルが率いる

パーシヴァル

・円卓軍の長 ・メリュジーヌとは幼い時から一緒に生活しており、姉弟のような関係 ・かつてトネリコが振るった”選定の槍”を持つ

オベロン

汎人類史側のサーヴァントであり、妖精
・異聞帯ナビゲーター、及び情報収集で活躍している
主人公との仮契約を交わしてはいないが、現界に支障は無いようだ

戴冠式後追記】

・正体はオベロン・ヴォーティガーン クラスはプリテンダー
・世界に対する敵対者であり、汎人類史そのものを嫌っている正に混沌・悪といったサーヴァント
奈落の蟲という名前の怪物を使役し、世界そのものを崩壊しようと目論んでいた
・モルガンが邪魔であり、排除する目的でカルデア接触


モルガン

・2000年前より妖精國を統治する女王
汎人類史を知っている

戴冠式後追記】

・汎人類史のモルガンそのものであり、ブリテンを今度こそわが手に収めるため行動していた
・その行動原理はブリテンへの愛
・ベリルに召喚された後、レイシフトの構造を読み解き、自身の意識、記憶を異聞帯のモルガンに移した ・彼女はトネリコと名乗ったアヴァロン・ル・フェ(予言の子)でもあったが、妖精の愚劣さからその役目を放棄し、女王としてブリテンを統治した
・最期は妖精たちの身勝手な裏切りと傍観により、命を落とした


ハベトロット

記憶を無くしたマシュの面倒を見ていた妖精
・マシュの花嫁衣裳を仕立てた

戴冠式後追記】

トネリコの相棒である、妖精トトロットその人
・水鏡の効果で過去の妖精郷に飛ばされたマシュと共に行動しており、別れる際に花嫁衣裳を作るという約束をした
・妖精にとっては毒とも言える技術の塊である“ブラックバレル”を最期まで守り、マシュに渡した

マイク

ダ・ヴィンチちゃんと共に働いた妖精 ・知的好奇心にあふれ、新たなことを覚えて実行に移すことを好む妖精にしては珍しい存在 ・(人間にとっては)妖精の最後の良心



最後に

壮絶な戦いが行われた第6の異聞帯アヴァロン・ル・フェ。
多くの想いや策略が飛び交った重厚なシナリオでしたが、特に印象に残ったのは”妖精の悪辣さ”でしょうか。
聖剣製作の職務放棄や徹底的な快楽主義。人間である自分には全くと言っていいほど理解ができない、正に違った思想、主義を持った別存在であると突き付けられた気がします。
TYPE-MOON世界にとっての妖精がどういうものか、それが知れたことが個人的には何より嬉しいです。

さて、6.5章の存在は8/5ファミ通におけるインタビューにて正式に発表されています。
アヴァロン・ル・フェが非常に満足度が高い物語であっただけに、今から期待が高まるばかりですね!
次が一体どんな物語になるのか、このページがそういうことを考える人の一助になれば幸いです。