『龍オン』郷田龍司が第2部主人公に決定!今も人気キャラである郷田の魅力とは

株式会社セガゲームスがおくるスマホゲーム『龍が如く ONLINE』(以下、『龍オン』)。

第2部ストーリー黄龍放浪記”の主人公ですが、第1部の主人公だった春日一番に代わり、『龍が如く』シリーズ人気キャラクターである郷田龍司に決定しました。

劇中に登場する極道組織”近江連合”龍が如く2龍が如く2極』では主人公の桐生一馬の宿敵として死闘を繰り広げた郷田ですが、スピンオフタイトルを除いて本筋のタイトルではあまり出番がありません。

登場回数が少ないにもかかわらず、なぜここまで人気なのか?

今回はその魅力を紹介していこうと思います。

【注】多少ではありますが本編のネタバレを含みます。未プレイの方はご注意ください。

”関西の龍”郷田龍司の魅力

関西の極道組織”近江連合”の直参組織”郷龍会”の二代目会長。背中には黄龍の刺青があり、初登場となる作品龍が如く2では主人公・桐生一馬と死闘を繰り広げたラスボスキャラクターです。

近江連合五代目会長、郷田仁の息子であり、30歳という若さながら組織の上層部に上り詰め実力も高い男です。

龍が如く2』では、2006年が舞台であり、自組織が関東の極道組織”東城会”と盃を交わすことに反抗し、海外マフィア”ジングォン派”と手を組みクーデターを起こします。 争いを止めに来た桐生に最後は惜しくも負け、以後消息不明になり『2』以降のシリーズ作品には登場していません。

”堂島の龍”と呼ばれる桐生に合わせ”関西の龍”と呼ばれていますが、本人は「極道の世界で龍と呼ばれる男は一匹でいい」と考えているのでそう呼ばれるのは気に入らない様子。組内でも暗黙の御法度になっているようで、うかつにその名前を出す人はいません。

劇中では、何も知らない部下が言ってしまい容赦なくボコボコに……。この部分が初登場シーンでもあり、郷田の荒々しさが感じ取れます。

目的のために何でもやる暴力性と、作中でも戦闘力が高い桐生にほぼ互角で渡り合うその実力は、筋金入りの武闘派であり今も人気の1つであると思います。 一見手段を選ばないように見える郷田ですが、子供を人質に取った仲間を「ガキを人質に取るのは性に合わん」と容赦なく切り捨てます。若さのせいかまだ荒っぽさや不安定さがありますが、彼なりの仁義を重んじる一面が分かり、評価が高いです。

「熱い野心を秘めた根っからの超武闘派人間」

最後に桐生と戦った理由は「本物の龍を決めるため」。敵キャラクターながらもプレイヤーの心を震わせた郷田の熱さが、今も人気の理由だと思います。

外伝作品に出演も?

龍が如く2』を最後に消息府目になっている郷田ですが、本編の過去編やパラレルワールド展開の作品では登場しています。登場作品をちょっとご紹介。

龍が如く0 誓いの場所

舞台は1988年のバブル世代。本編のサブストーリーにてなんと小学生の姿で登場。(当時12歳)長身ロングコートにランドセルと見た目に見合わない格好です。

その年齢から高校生の不良相手にボンタン狩りを行っており、幼いころから規格外の強さが伺えます。元々は、同級生をカツアゲした報復としてやっていただけで、ここでも彼なりの仁義を重んじる面が見られました。

そのあとリベンジに来た不良たちを返り討ちにして「帰って宿題の算数ドリルやらな……。」と帰っていくシーンはなかなかシュールでした。

龍が如く OF THE END

シリーズおなじみの舞台である神室町に、ゾンビが蔓延るパラレルワールド作品。『龍が如く2』の後のストーリーになっており片腕を失っています。ガトリングガンに改造した義手を使い、ゾンビたちと戦います。

桐生達の前から姿を消し、自身の恨みを持つ者に狙われる日々……。対抗するために仕込みガトリングを入れた義手を見た彼は「こんなもんで誰と戦うっていうんや……。」と我に返り、たこ焼き屋のオヤジに弟子入りして足を洗おうとします。

いわゆるIF展開ですが、憑き物が取れて吹っ切れた彼の顔を見れるのはこの作品だけですね。

龍が如く 維新!

日本の歴史をモチーフとしたスピンオフ作品。幕末時代が舞台になり、シリーズの歴代キャラクターが歴史上の人物として登場します。

郷田のキャラクターは西郷隆盛こと西郷吉之助。身分を偽るために関西弁で使い坂本龍馬(演:桐生一馬)とひょんなことから知り合い、後に忠実や劇中の流れで重要な出来事「薩長同盟」を起こします。味方として登場する貴重な作品です。

そして『龍が如く ONLINE』で明かされる過去の郷田龍司

『龍オン』の黄龍放浪記では、「若き郷田がいかにして郷龍会を継いだのか?」という部分にスポットが当てられています。

年齢が22歳前後の出来事であり、父である郷田仁に突然波紋を言いつけられた郷田は当てもなく各地を放浪……といった導入になっています。

まだ少ない情報しか明かされていませんが、全国各地を巡る旅になるようで、もしかしたら若き日の歴代キャラクターが登場するかも?これからの展開に期待ですね。