【プロ野球】読売ジャイアンツ、セ・リーグ優勝に貢献したチームMVPは?

巨人が2年連続47度目のリーグ優勝を本拠地、東京ドームで決めた。

首位独走のチームで、MVPを選ぶとしたら菅野だろう。阪神との開幕戦から、プロ野球記録を更新する13連勝。優勝したこの日までの防御率は2.05。コロナ禍による度重なる延期で、難しい調整を余儀なくされた。その中で、結果も内容もエースの役割を見事に果たしたと言える。

今季のペナントレースは120試合で、通常のレギュラーシーズンよりも23試合少ない。菅野が開幕から勝ち星を積み重ねてくれたことでチームに勢いを呼び込んだ。

ほかにも多数のMVP候補

戸郷が高卒2年目で先発ローテーション入りし、想像を超える働きぶりに驚かされた。今日までに17試合に登板し、8勝6敗、防御率は2.92と高卒2年目とは思えない堂々の成績だ。打者では岡本の存在が大きいだろう。本塁打はここまで25本、打点は86とチームを牽引。丸も気が付けば本塁打26本打ち、本塁打王争いに加わるほどに成績を上げた。さらに、4年目の吉川だ。ジャイアンツが固定できなかったセカンドで規定打席に到達できたのが大きい。打率.271はセカンドのレギュラーとしては十分。11盗塁が示すように足もある。

楽天からトレードで加入したウィーラーや高梨も縦横無尽の活躍だ。ウィーラーは今季ここまで12本塁打、36打点を挙げ、ベンチのムードメーカーとしてチームを盛り上げている。高梨は現在41試合に登板し、21HP、防御率1.57と抜群の安定感を誇る。

ベテランの復活も大きい

中島の現在の出塁率は.363と、For the TEAMの精神でチームに貢献している。さらに、限られた打席、試合で7本塁打とパンチ力も健在だ。去年復活した大竹はここまで26試合に登板し、16HP、防御率1.64と今年も躍動した。

今季はセ・リーグクライマックスシリーズ(CS)が実施されないため、11月21日から始まる日本シリーズに巨人が出場することも決まった。パシフィック・リーグのCS勝者と日本一を争う。