『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』アニメ化決定企画|これまでの全八巻の名言&名場面集

11月1日にジャンプ+より累計発行部数1250万部突破の大人気漫画『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』が2022年にTVアニメ化されることが発表されました。ハートフルであり、コメディであり、アクションでもある今作はこれまでに多くの名言や名場面を残してきました。今回はアニメ化を記念して11月現在までに発売されているコミックス全8巻までの名言&名場面をキャラクター別に一挙にまとめてみました。

あらすじ

凄腕スパイ<黄昏>は、より良き世界のため日々、諜報任務にあたっていた。ある日、新たな困難な司令が下る——…。任務のため、仮初めの家族をつくり、新生活が始まるのだが!?スパイ×アクション×特殊家族コメディ! youtu.be

SPY×FAMILY(スパイファミリー)』名言(セリフ)&名場面(シーン)まとめ一覧

ロイド・フォージャー

[ 【コミック】SPY×FAMILY(1) | アニメイト ]

『そうだった……子供が泣かない世界 それを作りたくてオレはスパイになったんだ』(第1巻第1話)

平和のためスパイ「黄昏」として暗躍する主人公ロイドが泣いている養子アーニャを見て昔の自分を思い出し、自分がどうしてスパイになったのか思い出すシーン。

このセリフを言いながら敵地に向かうロイドの背中はメチャクチャかっこよかったです。ちなみにここの「子供」はルビに「ジブン」と振られていて子供、ひいては昔の自分が泣かないような世界を作りたいという彼の行動理由の原点が窺えますね。

『誰かのために 何かのために過酷な仕事に耐え続けることは普通の覚悟では務まりません 誇るべきことです』(第1巻第2話)

同僚に嫌味を言われたヨルにロイドがかけたセリフです。

平和のために日々戦っているロイドだからこそ言える名言ですね。そしてそれは弟のために殺し屋として隠れて働いてきたヨルにとって最高の言葉だったのでしょう。読んでいた私も「惚れてまうやろおおおお」ってなってました。

このシーンのロイドは意識が朦朧としていたので彼のスパイとしての演技ではなく、本心からくる言葉だったのだと思います。天然ジゴロの片鱗が見えました。

『病める時も 悲しみの時も どんな困難が訪れようとも 共に助け合おう』(第1巻第2話)

作品屈指の名シーン。ロイドがヨルと互いの目的のための結婚を誓うプロポーズのセリフです。

指輪代わりに手榴弾の栓をヨルの指に嵌めながらプロポーズし、同時に後ろで大爆発というこの作品らしい結婚のシーンだったのですが、とてもロマンチックに感じられたのは私だけでしょうか?

互いの仕事が続くまでの契約結婚のはずなのにどこかそれだけではないものを感じさせる二人の雰囲気がエモいですね。

アーニャ・フォージャー

[ 【コミック】SPY×FAMILY(2) | アニメイト ]

『ちち ものすごいうそつき でも…かっこいいうそつき!』(第1巻第1話)

テロリストのアジトを壊滅させてきたロイドと一緒に家に帰るときにアーニャが言ったセリフ。

心を読めるアーニャがロイドのウソをすべて見抜いていて、それでもロイドを慕っているのが分かる心温まるシーンです。

『100てんまんてんです ちちもははもおもしろくてだいすきです ずっといっしょがいいです』(第1巻第5話)

イーデン校面接試験で試験官の一人からの「お父さんお母さんに点数をつけるとした何点?」という質問に答える時のセリフです。

他の難しい質問にはロイドの心を読みながらちぐはぐに答えていたアーニャがこの質問にだけはハッキリと答えたところに、アーニャの本当の気持ちであることを感じて思わずジーンと来てしまいました。

『いきなりなぐってごめんなさい アーニャほんとはおまえとなかよくしたいです…!』(第2巻第9話)

アーニャがダミアンに殴ってしまったことを謝るシーン。

このシーンではダミアンの取り巻きたちの心を読んでしまい、深く傷ついたアーニャが号泣しながら謝ります。そのあまりのしおらしさにダミアンの顔が凄く赤くなっているのがアーニャのロイド譲りのたらしっぷりを予感させました。

ヨル・フォージャー

[ 【コミック】SPY×FAMILY(3) | アニメイト ]

『私はその子の母親です!!!』(第2巻第7話)

続いては普段は公務員、裏では凄腕の殺し屋「いばら姫」として働く一家の母ヨル・フォージャーの名場面。

アーニャが不良に誘拐されそうになった時にヨルが不良たちに言ったセリフです。

偽りの家族だとしてもアーニャに母親らしいことをしてあげられないか悩んでいたヨルに「私にできることを精いっぱいがんばろう!」と一つ答えが出るシーンですね。契約としての家族の関係でもアーニャに対するヨルの愛情が伝わってくる名シーンです。

『たとえあなた方相手でも私容赦いたしません!!』(第3巻第14話)

秘密警察に変装したロイドがヨルを尋問して試そうとしたときにヨルが言ったセリフ。

たとえ自分の身を挺してもロイドたち家族を守るという決意が分かる名ゼリフですね。これにはロイドも疑ったことで自己嫌悪してしまいました。

ボンド

[ 【コミック】SPY×FAMILY(4) | アニメイト ]

『おまえもう ふぉーじゃーけのかぞく!』『ボフ!』(第4巻第22話)

長い間実験動物として扱われてきたボンドが初めて家族として迎え入れらるシーン。

つらい記憶を思い出し悲しそうな顔をしていたボンドがアーニャの言葉にうれしそうな返事をするところに涙が出そうになりました。

ユーリ・ブライア

[ 【コミック】SPY×FAMILY(5) | アニメイト ]

『ボクは国語をがんばった

弁が立てばジャーナリストや弁護士になって姉さんのいるこの世界をより良くできると思ったからだ』(略)『昔の偉い奴は言った「知は力だ」と』(第5巻第26話) ヨルの弟であり、スパイ「黄昏」を探す秘密警察でもあるユーリがアーニャに勉強を教える時に言ったセリフ。

(略)の部分は本当は化学生物、数学と物理と続いて言いました。ユーリの行動理由であるヨルへの強い思いと努力が伝わってくる名台詞です。姉の住むこの国をより良いものにしたい、そんな純粋な気持ちで秘密警察になったユーリと平和のためにスパイになったロイド。ある意味同じ目的を持ちながら正反対の立場を持つ二人の行く末はどうなるのでしょうか…。

管理官(ハンドラー)

『大学では「戦争」を習わなかったようだなボウヤたち?』(第4巻第21話)

ロイドの上司であり、所属するWISE(西国情報局)の管理官(ハンドラー)が学生テロリストたちに言ったセリフ。

この作品のシリアスな一面を象徴する大事なセリフです。現在に至るまでに何があったのか…ロイドたちがどういった思いで活動しているのかが伝わってきます。

『今日が平和で何よりだ』(第4巻第22話)

ボンドを飼うことができると喜ぶアーニャを見て管理官(ハンドラー)が言ったセリフ。

常に冷静でここまで全く笑わなかった管理官(ハンドラー)が初めて笑顔を見せたシーンでもあります。このセリフで彼女がどれだけ平和を愛しているのかわかります。この笑顔を見て管理官(ハンドラー)のことを好きになった人は私だけではないはずです。

ヘンリー・ヘンダーソン先生

『エルルルルェガンンンンンンンヌャス!!!』(第1巻第4話)

アーニャが入学する名門イーデン校の寮長(ハウスマスター)のヘンリー先生の口癖「エレガント!」の最終形態。イーデン校の試験中に起こったハプニングを解決したフォージャー家を見ていったセリフ。

ヘンリー先生の口癖の「エレガント!」は思わずマネしたくなってしまいますよね。このセリフは個人的にすごく好きなシーンなのでどの声優さんが担当されるのかとても楽しみです。

『ただただ権力にへつらうだけのワシに教育者たる資格なし…!!』(第1巻第5話)

権力を使って好き放題し、アーニャを中傷した教師を見て自分自身に言ったセリフ。

この後の豪快なパンチは実に「エレガント」でした。ヘンリー先生の教育者としての高潔な姿勢がわかる名言です。

ダミアン・デズモンド

[ 【コミック】SPY×FAMILY(7) | アニメイト ]

『おまえはウチの学校が手違いや不正で星くれるような三流校だと そう思ってんのか?』(第3巻第17話)

ロイドが遂行中の任務オペレーション梟(ストリクス)の最終目標であるドノバン・デズモンド。その息子の一人がダミアン・デズモンドです。

これは星を獲得したアーニャに嫉妬し不正だと言う周りの生徒たちにダミアンが言ったセリフです。

最初偉そうに自分の親の権力を振りかざしてアーニャをいじめていたダミアンとは思えないこのセリフを見て驚いた読者の方も多いと思います。私も予想外のセリフでした。この意外にも真面目な一面や、アーニャへの隠れた淡い思いも相まって今や私の大好きなキャラクターです。決めつけで人を判断してはいけないと勉強させられました。

ベッキー(+マーサ)

『がっこうこわいけど だいじょぶなきがする…』(アーニャ)(第2巻第9話)

他の生徒の心の声に傷つき怯えているアーニャが学校で新しくできた友達ベッキーの「私だけはアーニャちゃんのいいとこちゃんとしってるもんね!」という言葉に安堵していくシーン。

たった一人の理解者がいるだけで、人の心の中傷が聞こえてしまうアーニャを安心させることができる。二人の友情の美しさが分かる名シーンです。

『物事や他人を知ったつもりになってはいけません まずそれをやめることが大人への第一歩ですよ』(マーサ)(第6巻第36話)

幼いベッキーに執事のマーサが言ったセリフ。

僕が個人的に大好きで今でも心に留めているセリフを加えさせていただきました。このシーンを見て私はまだまだ子供だなと深く反省しました。このセリフを言えるマーサも凄いですが、この歳でそれを聞いて理解できるベッキーも凄いです。脇役に至るまで名言を量産するこの作品から目が離せません。

おわりに

いかがだったでしょうか。本稿が、『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』の素敵な名言や名場面をみなさんが思い出すきっかけになっていましたら幸いです。

本作には、今回紹介しきれなかった名言や名場面がたくさんあります。ぜひみなさんのお気に入りを見つけて、友人や家族、周りの人におすすめしてみてください。

そして2022年のアニメ『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』を応援していきましょう!