本好きの下剋上アニメ第二期までの設定、用語を章ごとに解説

アニメ第三期が決定した「本好きの下克上」、今回はそれを記念して、アニメ第二期までに登場したこの世界の用語などを章別に紹介していきます。

基本編

季節

季節は4つに分かれている。

  • 春は水の季節

  • 夏は火の季節

  • 秋は風の季節

  • 冬は土の季節

エーレンフェストの下町では、

洗礼式は各季節の初めの季節の日

成人式は各季節の終わりの季節の日

結婚式は夏の星祭り

農村では、

収穫祭に、洗礼式も成人式も結婚式も行われる。

貴族街では、

春、夏、秋の洗礼式は各家庭に神官を招いて行われる

冬の洗礼式は領主の城で、洗礼式を終えた子供のお披露目と一緒に行われる

成人式は貴族院の卒業式である

結婚式は夏に星結びの儀式が行われる。

一週間の曜日

一週間は七日で曜日がある。

  • 水の日

  • 芽の日

  • 火の日

  • 葉の日

  • 風の日

  • 実の日

  • 土の日

の七日で、土の日は安息日と決められ、店も閉まっている。

鐘の時間

一日の時間は鐘によって決められている。

  • 一の鐘 四時ごろ 目覚めの鐘

真っ暗の町に鳴り響く目覚ましのための鐘。朝の早い平民が起きて動き始める時間。 マインは起きられない時間です。

洗礼前の子供は朝食まで放っておかれることも多いです。

2の鐘までに朝食を終え、身支度を整え、出勤準備や店の準備を整えます。

ギルベルタ商会は開門と同時に商人がやってくるので、開店準備をします。

ルッツは朝食を終えたらすぐに店に行ってます。

マインを連れて行く必要がなくなったので。

開門があまり関係のない工房の者は朝が遅いです。

マインの母やトゥーリはちょっと遅めです。工房が開いていないので。

門番の父が朝勤務ならば、起きて出かける時間です。

開門より早く引継ぎが終えられ、父さんの朝勤務が始まります。

夜勤務だった時は帰宅時間です。

神殿の側仕え達も起きて動き始めます。

水を運び、身を清め、主のために部屋を整えます。

そして、厨房に火を入れます。

料理人が来たらすぐに料理に取り掛かれるようにします。

部屋が整ったら、主を起こします。

  • 二の鐘 七時から七時半ごろ 開門の鐘

開門は朝に採った収穫物を近隣の農民が運び込んでくる時間です。

開門と同時に旅立つ人や逆に開門を目がけて入ってくる商人もいます。

工房の親方が工房を開け始める時間です。

2の鐘が鳴って少ししてから、トゥーリも母さんも家を出発します。

工房への到着時間はバラバラですが、皆あまり気にしません。

森へと出発する子供達も、親が仕事に向かうくらいの時間に集まります。

マインが朝食を取る時間です。

ギルは工房を開けた後、下げ渡される朝食を食べるために戻ってきます。

前夜の残り物を食べて、朝食を終わらせることもあります。

自宅通いの時はルッツが迎えに来る時間でした。

朝食の後、3の鐘が鳴るまではロジーナと楽器の練習をします。

  • 三の鐘 九時半から十時 客を呼ぶ時間

3の鐘が鳴った後、マインは神官長の手伝いをします。

客を招いたり、訪問したりするのは、3の鐘の後が望ましいです。

よほどの緊急事態でない限り、無作法と思われます。

ギルベルタ商会では、客が少し途切れる時間帯になります。

父さんが昼勤務の時は、4の鐘が鳴るまでに引継ぎを終えます。

  • 四の鐘 十二時 昼食の時間

お昼休みの始まりです。店も一旦閉められます。

ギルベルタ商会では、店仕舞いをして、ダルアは各自家に戻って昼食です。

ダプラはベンノさんの家で食べながら報告会をします。

ルッツは神殿から昼食を食べに行きます。

マインも昼食の時間です。

昼食の後は、建前上は自由時間です。

父さんが朝勤務の時は勤務終了で、帰ります。

  • 五の鐘 十四時半から十五時 閉門の予鈴

閉門に間に合うように、市場が片付けられ始める時間です。

入れ替わるように、東門近くの宿屋や酒を扱う飲み屋が開店します。

閉門前に街へと入ってきた旅人達で東門付近が賑わい始めます。

青色巫女マインは優雅にお茶の時間です。

午後にお客様を招く時は、大体このお茶の時間に合わせます。

森に行った子供達が帰り支度を始めます。

閉門に間に合わなかったら、大変なのです。

  • 六の鐘 十七時から十七時半 閉門

滑り込もうとする旅人達を押しやり門を閉ざします。

夜勤の父さんは6の鐘が鳴ったら家を出ます。

門に到着したころに、昼勤の人達が門を閉ざす仕事が終わります。

それから引継ぎです。

完全に閉門を終え、引継ぎをしたら、昼勤の父さんは帰宅します。

工房や店も鐘の音とほぼ同時に閉められます。

皆が帰宅するので閉門前後が一番人通りが多いです。

ルッツは報告がある時は6の鐘より前に店に戻ります。

直帰する時はこの鐘で神殿を出ます。

神殿の門も閉ざされます。

工房を施錠したギルが部屋に戻ってきます。

青色巫女マインの夕食時間です。

家で食べるより早い時間になります。

そうしなければ、孤児院までなかなか食事が回りません。

青色巫女マインが終わったら、側仕えが交代で食べます。

青色巫女マインは湯浴みします。

  • 七の鐘 二十時 就寝を促す鐘

仕事帰りに飲んでいる人達に帰宅を促す鐘です。

特に子供を連れている人はこの鐘で急いで帰ります。

そして、朝早い人が就寝準備をする鐘です。

ジーナのフェシュピール演奏が終わります。

青色巫女マインへの一日の報告が始まる時間でもあります。

皆からの報告を聞いた後、青色巫女マインはおやすみなさい。

側仕えは不寝の番を一人残して、それぞれの部屋へと下がります。

大体こんな感じで一日が流れています。

神殿や貴族街の鐘は魔術具です。

農村の冬の館にも同じように鐘があります。

冬の館の鐘は魔術具ですが、もっと遠くに知らせるため、人力で鐘を鳴らす係が夏の農村にいます。

お金の価値

銅貨1枚10リオン

穴が開いている中銅貨が100リオン

大銅貨1000リオン

小銀貨10000リオン

大銀貨100000リオン

小金貨1000000リオン

大金貨10000000リオン

羊皮紙一枚が小金貨1枚。

普段使う契約書の大きさ(A4~B4)で大銀貨1枚

葉書サイズで小銀貨2枚

契約書サイズが父の給料一月分(階級班長

品質が良いトロンベ紙(葉書サイズ)が小銀貨4枚

石板や石筆の費用 大銅貨2枚

中古の計算機 大銅貨6枚

働くための服や靴(オーダーメイドの見習い服)小銀貨10枚

インクだいたい小銀貨4枚インク (予算時の特別給料を含み3年分前借なし)

フリーダの髪飾り 小銀貨4枚

髪飾り大銅貨3枚(マインの冬の手仕事)

ラルフ(見習い)が一月で稼げるのは、多分大銅貨8枚~10枚

一度使えば壊れてしまうような魔術具が小金貨2枚以上

マインの子供用聖典 小金貨1枚と大銀貨8枚

リバーシとトランプ プレミア価格で大銀貨4枚(本来は小銀貨5~7枚の価格設定)

同じ重さの銀貨と取引される砂糖

プログラム 大銀貨3枚

イラスト 大銀貨5枚

クッキー10枚 小銀貨1枚

騎士物語 短編一つ 小金貨1枚

楽譜 大銀貨5枚

勝手に班長の給料が10万円と考えると、クッキーが10枚で一万円とか怖すぎるw

砂糖が高いので、甘味は高いのです。

マインは自分が欲しいもののためにお金を使うことには躊躇いませんが、よほどの金持でなければ普通は躊躇します。

兵士の娘編

  • 下町の住人

マインたち家族やルッツたちなどの身分。 トイレは無いため、おまるを使い、排泄物は窓から外に放り投げていた。 識字率は低く、仕事で字を読める必要がある者でもなければ、値段くらいしか読めない。 子供は基本的に、親や親戚の口利きで、家業に連なる職業に就く。 計算機もなく大きな数の計算ができない。 子供同士の小競り合いはよくあることだが、相手をよく見てケンカしなければならないという暗黙のルールがある。 何に関しても身体が資本の下町で、やり過ぎは御法度。 親がしていることが子供の常識となるため、商人や職人、富豪や貧民でも常識が違う。 貴族が何をしているのかよく知らず、神への信仰心があまりない。 下町の住人にとって魔力は滅多に見るものではないため、不思議で強大な力としか知らない。

  • 兵士

町の中で貴族が係るような大きな事件は騎士階級がやってくるため、街の治安維持が仕事。 一応字の読み書きを求められる。 見習いは、新人教育で文字、計算、街の見取り図、兵士の心得を教わる。 冬の吹雪の日でも休みにならない。 冬は大通りの雪かきにも駆り出され、特別手当のようなお金が貰えるが、重労働で割に合わない。 鍛錬には熱心でも書類仕事を疎かにする男が多い。 仕事の時間が不規則な兵士の妻はなかなか大変で、身内に兵士がいて仕事内容をわかっているかいないかで適応率が違う。

  • 門番

マインたちの父ギュンターの役職。部下にオットーがいる。 人の名前や役職名が読み書きできなければ、門番として立つことができない。 街の住人は基本的に顔パスだが、他の街に入る時には名前を聞いたり、書かせたりする。 他の街の人間にはチェックが厳しい。 余所の貴族は街の貴族の紹介状や招待状を持たずに入ってくることはないため、全ての紹介状や招待状に目を通すことができる立場。 癒着を防ぎ、兵士同士の結束を深め、仕事の均一化を目的に、3年に一度班ごとに門の異動をする。 勤務は3交代制で、朝番:開門前~昼、昼番:昼前~閉門、夜番:閉門前~開門まで。

  • 旅商人

ルッツの将来の夢。オットーの過去の役職。オットーはルッツが旅商人になることに反対していた。 市民権を持たない者がなる、忌避されている職業。 生活のほとんどを馬車の上で過ごす。街の暮らしと違って、旅の間は決まった井戸がないため水場を探すことから始まる。 常に川に沿って移動するわけではないため、大体同じルートをたどって商売をする。 年を重ねるごとに知人が増え、情報をやり取りして、使える水場や安全な道がわかるようになる。 それを子供に教えて、子供はそのルートを継いでいく。 そのため見習いの制度はなく、狭い馬車の中での生活に他人が入れる余地はない。 不安定で厳しい旅の生活を止めて、いつかは街で暮らすのが旅商人の夢。 キルンベルガの国境門が閉ざされたことで取り残されたボースガイツの商人達のほとんどは、旅商人となって各地へ散った ユルゲンシュミットの神々に認められていない存在なので、旅商人同士で飲む場合は、ヴァントールに祈らない

商人見習い編

  • 商人

マインとルッツが目指していた役職。 物を移動させることでお金を生み出す。 複数ルートから情報を仕入れて、情報の精度を上げるのは商人の基本。 商人にとっては見習いが一人増えるということは、出費が大きく増えるということ。 損を覚悟で抱え込まなければならないような義理がなければ、よほどの根性にやる気、売れそうな商品の情報など利になるものがないと、即刻切られても文句は言えない。 最低限の身だしなみを整えることと、お願いした相手より早く待ち合わせ場所で待つことは商人にとっては当たり前。 商人の見習いになるのは基本的に親が商人なので、洗礼式の頃に文字の読み書きや計算が多少できる子供も少なくはない。 客が不愉快な気分にならないように、身なりを整えている。 職人と比べると浮き沈みの激しい職。 お金は取れる時に、取れるところから、取れるだけ、取る。 ここの商人にとっては、対価のお金を払うとそれ以上の見返りは不要。

  • ダルア

雇用形態の一つ。アルバイトや派遣社員のようなもの。 旦那や親方との雇用契約。協議で決められて、3年から4年が多い。 基本的にさせるのは単純作業で、基礎を叩きこむのが主。 勤め先が店や工房を立ち上げる場合、オープン作業に駆り出されることはあっても、出店のための契約や工事に携わることはない。 商人の子供の場合は視野を広げるため、使われる立場を知るため、甘やかされがちな立場から引き離すため、次代の店長となる者たちとの交友を持つためなど、いろいろな理由がある。 職人はダルアでも成人になると親から一人前としての仕事道具が贈られる。 商人のダルアは契約が切れたらそれまでというのが多いため、わざわざお祝いは贈らない。

  • ダプラ

雇用形態の一つ。端的に言えば正社員のようなもの。 店を任される幹部候補生のような扱い。店からの保障も待遇も仕事内容も全く変わってくる。 普通はダルア契約で仕事する様子を数年間見た後で、ダプラとして契約するかどうかを考える。 雇用主が食住を保障し生活の面倒を見る。 商人ダプラの見習い期間は8年。他店でダルアとして修業した後、およそ10歳から12歳くらいの間にダプラとして契約する。 そのため20歳になった頃には旦那の代わりに店を任されるようになる。 成人になると親から一人前としての仕事道具や衣装を与えられる。

  • 商業ギルド

フリーダの祖父グスタフがギルド長を務める組織。エーレンフェスト中の商人たちを取りまとめている。 店を開く時に必要な許可証を出したり、悪質な商売をしている店に罰を与えるのが主な仕事。商売に関係する者は全員登録が必要。また商業ギルドの許可なく店を開く店を開くことは出来ない。登録せずに商売をすると罰せられる。

  • ギルドカード

身分証兼通行証兼決済機能付きカード 商業ギルド三階への通行証であり、商談の際に必ず必要になる 決済機能がついており、ギルドカード同士を合わせるとピンと弦を弾いたような音とともに決済される 血を押しつけて光らせると魔力で個人認証され、本人以外は使えなくなる。

青色巫女編

  • 洗礼式

7歳を迎え洗礼を受ける子供を祝う儀式。 子供達は白い晴れ着をまとう。 下町では、各季節の初めの季節の日に行われ、春は最初の水の日に行われる。 神殿でメダルに血判を押す事で領民登録し、市民権を得て*25見習いとして働き始める。

  • 青色神官、青色巫女

マインが洗礼式後になった役職。 男性は青色神官で、女性は青色巫女。 正確には貴族の血を引いて魔力を持つ者。

  • 灰色神官、灰色巫女

男性は灰色神官で、女性は灰色巫女。 孤児は親戚や身内のように仕事を紹介をしてくれたり、面倒を見てくれたりする人がいない。 どうしても孤児は就ける仕事が限られ、神官や巫女の見習いになるしか道がない。 青色神官の従者や下働きとして、給料もなく奴隷のようにこき使われて、神殿で働いている。 孤児院で与えられる神の恵みより、灰色神官の側仕えに与えられる恵みの方がより多い。 側仕えは仕事をしなければ、入れ替えられることがある。 仕えている灰色神官は身綺麗だが、そうでない者は恰好があまり綺麗ではなく雰囲気が違う。 孤児上がりの灰色神官にも、仕えているかいないかや仕える相手で階級が変わる。 成人すると、神殿から灰色として日常に着る服が支給される。 側仕えとなっている灰色は主から贈り物をされることもある。

  • 孤児院長 マインが青色巫女ななった後、ついた役職。 孤児院の長。 孤児院と孤児の管理をする。新しく入る者は、孤児院長の許可を得る必要がある。 花捧げの灰色巫女を見繕ったり、有能な灰色神官を選んだりすることから、男性が就くことが多かった為、男子棟横に孤児院長室がある*178。 エーレンフェスト神殿では、マルグリットの死後、誰もやりたがらなかったらしく、マインが就任するまで欠員状態だった。

*神殿の 孤児 孤児院に入った孤児は灰色神官/巫女として教育を受け、成人後も孤児院に残ったり、貴族や富豪の下働きとして買われていったり、青色神官/巫女の側仕えとなったりする。 花捧げした灰色巫女の子供もいるため、孤児の半分くらいは貴族の血を引いている。 下町の住人と常識が全然違う。 暴力はいけないこととされ、基本的におとなしくて従順で、食べ方も綺麗。 躾は反省室で反省させたり神の恵みを一回禁じるなど。 食事は仕事をしなくても、神の恵みを平等に与えられる。 神殿の外を歩くことがないため、下町では当たり前のことを知らない。 買い物をしたことがなくて、お金の概念や使い方がいまいちわかっていない。 後見人がいないため、神殿の外での生活を保障できる人がおらず、何もかも神の恵みとして与えられることに慣れているため、一人で生活するのは厳しい。 孤児に対する風当たりや神殿に対する意識はあまり良くないため、あまりいい目で見られない。 エーレンフェストの孤児院では、灰色巫女がいなくなってからは、洗礼前の子供の面倒をみる人がいなくなった。 洗礼前の子供の部屋は、小さい子がどんどん死んでいく、家畜小屋の方がマシな環境になっていた。 マイン達によって平民ならば当たり前にしている事を教えられ、自活する術を与えられた。

  • 神殿長 マインを敵対視している、ひげの老人(本名ベーゼヴァンス)がついている役職。 青色神官としての務めに加えて、 他の青色神官が行っている仕事の承認 花捧げを目当てにやってくる貴族への対応 青色神官の実家と交渉して寄付金を貰う などほかにも色々仕事がある。 また、代々の神殿長に継承される魔術具である聖典を管理する。

  • 神官長 マインの庇護者であるフェルディナンドがついている役職。 青色神官としての務めに加えて、予算の管理、人事などの神殿での実務を担う。 灰色神官・灰色巫女の売買は神官長が管轄する。 しかしアニメ二期現在では、神殿長に仕事をほとんど押し付けられていて、上記のしごと以上に働いている。

五大神と祝福

天空を司る最高神たる夫婦神と、大地を司る五柱の大神(いつはしらのおおがみ)の計七つの大神から構成される。

  • 闇の神
  • 光の女神
  • 水の女神 フリュートレーネ
  • 火の神 ライデンシャフト
  • 風の女神 シュツェーリア
  • 土の女神 ゲドゥルリーヒ
  • 命の神 エーヴィリーベ

アニメで登場した祝福
  • 「火の神 ライデンシャフトが眷属 武勇の神アングリーフの御加護が皆にありますように」

身体能力、魔術の威力が増強する加護を与える。 主に騎士等に使われる。 発動する対象の数、効力に比例して魔力の消費量は上昇する。

  • 「癒しと変化をもたらす水の女神 フリュートレーネよ 側に仕える眷属たる十二の女神よ 我の祈りを聞き届け 聖なる力を与え給え 魔に属するものの手により 傷つけられし御身が妹 土の女神 ゲドゥルリーヒを 癒す力を我が手に 御身に捧ぐは聖なる調べ 至上の波紋を投げかけて 清らかなる御加護を賜わらん 我が望むところまで 御身が貴色で満たし給え」

癒しの儀式で使う祝詞。 土地を穢す魔獣の討伐後に、荒廃した大地をよみがえらせる。 貴族院の採集場所の回復にも使われる。 神具であるフリュートレーネの杖を用いて穢れた土地を清め、奪われた魔力を癒す。 魔力の消費量によって回復速度、範囲が異なる。

おまけ アニメで登場した魔術具や道具
  • 騎獣

自らの魔力で染めた魔石を変形させて作る乗り物。 生物の姿を模した飛行機能のある石像であり、魔力を流し込むことで、加速、減速、停止が瞬時に行える。 魔力を多く流し込むことでスピードが上がる。

  • シュタープ

魔力を効率良く扱うための道具。タクト(指揮棒)のような形状。 唱える呪文によって様々な武器に変化する。アニメで騎士がマインに絡みついたツタを切っていたナイフの呪文は「メッサー」。

  • オルドナンツ

魔石を調合することによって作られる、通信用の魔術具。 シュタープで魔力を込めて白い鳥に変形させた後、鳥がくちばしを開けたら音声を入力。 その後、魔力で押し出すようにシュタープを振れば送信相手にオルドナンツが飛んでいく。 相手に到着したら、入力された音声を相手の手元で三回繰り返し、魔石に戻る。 魔石は相手方からの返信に使用される。 少量の魔力で操作できる。 シュタープを持っていない相手には使えない。

作中に出てくる楽器。アニメ二期では、貴族の嗜みとして泊付けのためにマインも練習していた。モデルは「パンドゥーラ」というウクライナの民族楽器らしい。