『岸部露伴は動かない』実写化! ジョジョ四部との関わり 作品の魅力に迫る!

はじめに

様々な年代から絶大な支持を得ている『ジョジョの奇妙な冒険シリーズ』。その中でも外伝作品である『岸部露伴は動かない』が実写ドラマで放送されることが発表された。本記事では作品を知らない人、ジョジョ本編は知ってるよ! という方に向けて作品の何たるかを解説していく。

ジョジョシリーズにおける『岸部露伴は動かない』の立ち位置は?

ジョジョシリーズ』は1986年から現在まで、ジャンプ作品として刊行され続けているバトルアドベンチャー漫画。長編作品ではあるが、物語の区切れごとにpart~(~部)と分けられている。特に第三部、スターダストクルセイダースからは、登場人物たちの魂、超能力の具現である存在”スタンド”が登場し、異能バトルものとされることもある。本作、『岸部露伴は動かない』は第四部、ダイヤモンドは砕けないの外伝的作品であり、作中の登場人物、「岸部露伴」を語り手に据えた物語構成となる。ジョジョ本編と違い、バトルものではなくサスペンス、ミステリーといったジャンルに分類される。

作中の岸部露伴

本作の露伴スタンド使いとしての彼ではなく、本職である漫画作家としての側面が強く描かれている。作中では売れっ子漫画ではあるが、ネタをつかむには手段を択ばず大人げない。極度の負けず嫌いであり、読者からも人気を博するキャラクターだ。そんな彼の、漫画のネタへの取材が物語の主軸である。それぞれの恐怖体験や聞いた都市伝説などを独白ないしは、自らの編集者への語りとして短編で展開されていく。元々の彼のキャラクター性の濃さと、独特な物語が魅力の作品だ。

さいごに

今回、実写化ということで期待と不安が飛び交うと思うが、私としては当たる作品だなぁと思う。露伴を演じる高橋一生さんも適役だと思うし、他キャストも世界観をしっかり引き立ててくれると思う。 本作は今年の年末に三日連続で放送されるそうなので、年越しのお供にいかがだろうか。