2020秋アニメ『魔女の旅々』『安達としまむら』ゆるいだけじゃない、本当に推せる作品。

『魔女の旅々』

灰の魔女と呼ばれるイレイナ

わずか15歳で魔法使いの最高位となった少女です。見た目は自他ともに認める美少女ですが、ふいに毒舌を吐くことがあり、ギャップが彼女の魅力のひとつです。

イレイナは、『ニケの冒険譚』を読み、魔女になって旅をする夢を抱きます。

本作は彼女の旅行記

行く先々で多くの人との出会いや、トラブルなどを経験します。

さまざまな事情を抱えた人々と関わりながら、人の表と裏、両面と向き合うことになります。

3話までの話では、3話とも、共感できる内容になっていました。切ない話や、思わず考えさせられる話、あるいは底抜けに明るい話。

ファンタジー作品ではありますが、リアルな人の営みを描いています。明るい話、少しシリアスな話がうまく織り交ぜられています。

これがこの作品の大きな特徴だと思っています。

安達としまむら

安達

高校1年生で、授業をさぼりがちな女の子です。

しまむらと出会い、彼女と接していくうちに、彼女に対する気持ちが変化していきます。

しまむら

安達ほどではないですが、同じく授業をさぼりがちな高校1年生です。

天然ですが、面倒見のいいところもあります。

体育館の二階が彼女たちのお決まりの場所

体育館で、彼女たちは友達になります。好きなテレビ番組や料理のことを話したり、たまに卓球したり。

しかし、ある時を境に、安達はしまむらに対して特別な感情を抱きます。

そしてしまむらに対しての感情に煩悶しながらも、少し変わった日々を過ごしていくことになります。

思春期特有の感情や、人間関係、二人だけの空気感が緻密に描かれているのが、この作品の特徴であり、見どころなんだと思います。