カプコンは2020年9月17日に、プレイステーション5(PlayStation 5)の配信イベント『PLAYSTATION 5 SHOWCASE』で、『デビルメイクライ5スペシャルエディション』の映像を発表しました。 発表の目玉は何といっても人気キャラクターであるバージルのプレイアブル化です。 これを機に、デビルメイクライ5のキーキャラクターであるバージルのプロフィールをまとめたいと思います。 『デビルメイクライ』シリーズの時系列はシリーズ順ではないので、5からシリーズをプレイした方もわかるようその解説も入れていこうと思います。
バージルとは
バージルは、デビルメイクライ1~3の主人公であり、4、5のメインキャラクターである『ダンテ』の双子の兄です。 ダンテと同じく伝説の悪魔である父『スパーダ』と、人間である母親『エヴァ』の間に生まれた、悪魔と人間のハーフです。 性格は冷酷で無慈悲。プライドが高く、特にダンテに対してその負けず嫌い傾向が多く見られます。 幼いころに、母を殺されたことにより自分の非力さを嘆き、力こそがこの世のすべてであると信じて、以来父であるスパーダの力を追い求めるようになりました。 人間らしくあることを選ぶダンテに対して、バージルは悪魔であることを選ぶという点で対照的に描かれています。 人間の武器である重火器を使わないことをポリシーとして、閻魔刀(やまと)という刀と遠距離攻撃魔術・幻影剣を武器にして戦います。 居合のスタイルで戦うことも特徴です。
シリーズ時系列(ネタばれあり)
『デビルメイクライ』シリーズの時系列は 現時点で3→1→2→4→5であるとされています。 しかし、バージルは3の前に4に登場する“フォルトナ”を訪れていることが分かっているので、バージルの時系列としては 4SE→3(3SE)→1→5という風になります。『デビルメイクライ2』には登場しません。
またバージルがプレイアブルなのは『デビルメイクライ3スペシャルエディション』と『デビルメイクライ4スペシャルエディション』です。 過去作を遊ぶ際の参考にしてください。 また、3の前日譚である小説版の設定はゲーム中の設定と矛盾してしまうため今回は説明を省きます。 アニメにバージルは登場しませんのでそちらも同様です。 気になる方は調べてみてください。
デビルメイクライ4SE
バージルは父の足跡を追って、かつて父が納めていた都市であるフォルトナを訪れている様子が描かれました。 フォルトナにはスパーダを崇める宗教“魔剣教団”が存在しています。 ゲーム内でスパーダを超える野望を抱いていることがほのめかされました。
バージルはデビルメイクライ4、5の主人公であるネロの父親であり、この時に子を儲けたとされています。
デビルメイクライ3(3SE)
バージルと同じくスパーダの跡を追う男、“アーカム”と出会い、共謀して魔界への門を開ける悪魔の塔“テメンニグル”の封印を解きます。 途中アーカムに裏切られますが、ダンテと手を組んで勝利。 シナリオ終盤でダンテと決闘をし、その末に敗北を喫して魔界へ落ちていきました。 この後、母の仇である悪魔“ムンドゥス”に勝負を挑み、打ち倒されてしまいます。
デビルメイクライ1
囚われたバージルは改造され、“ネロ・アンジェロ”という悪魔としてダンテの前に立ちふさがります。これもダンテが撃破しますが、バージルのアミュレットを見つけ、ダンテはその正体を悟ります。
デビルメイクライ5
死んだと思われていたバージルですが、実は生きていました。 ボロボロになった彼の望みはただ一つ「弟に勝つこと」。 その野望を達成するために彼は、ネロを襲い右腕を奪って、閻魔刀で自分を悪魔と人間に切り離しました。 この時に生まれたのがバージルの人間部分である“V”と悪魔である部分“ユリゼン”です。
この後バージルがどうなったかは実際にゲームをプレイして見届けていただきたいと思います。 時系列としては最後ですが、幼少期も回想で垣間見ることができるので、そちらも注目してください。
まとめ
以上が『デビルメイクライ』シリーズにおけるバージルの経歴です。 PS5でプレイアブルになる彼のことがわかっていると、遊んだ時の楽しさも増えると思います。これでバージルのことが気になった方は、ぜひ過去作も遊んでみてください。